前置き
気になるシューズは、自費購入してレビュー記事としてブログに投稿しています。
その中でも、欲しいと思うシューズがいくつかあるのですが、今回はアシックス ノヴァブラスト4について書いていきます。
ASICS NOVA BLAST4 (ノヴァブラスト4) が気になる!
過去にスーパーブラストを所有しておりました。
ミッドソールに使用されている素材や厚さに違いはあるものの、デザインコンセプトは似たようなシューズです。
最近流行りのカーボンプレート(樹脂プレート含めて)は搭載していないシューズですが、エリートランナーから市民
ランナーまで幅広く支持されており、個人的に気になる一足です。
皇居を走っていても、ノヴァブラストを着用しているランナーを必ずと言って良いほど見かけます。
スーパーブラストに関するレビュー記事は↓をご参照ください。
前作ノヴァブラスト3と見た目での変化は分かりにくいところですが、ミッドソールの素材に変化がありました。
その辺に関しては、後程比較で紹介していきます。
アシックス ノヴァブラスト4 とはどんなシューズ?
アシックス社が製造しているランニングシューズです。
どのような練習でもオールマイティーに使えますし、東京マラソン2023でも旧作のノヴァブラスト3の着用者が多かったです。
スーパーブラストとの共通点として、トランポリン構造が採用されています。
これが良く弾む印象でした。
ハイエンドシューズで採用されている。FF BLASTがスーパーブラストでは採用されており、特にそう感じていましたが、ノヴァブラスト4を着用してみても同じ印象でした。
弾む感覚はスーパーブラストの方が上でしたが、ノヴァブラスト4も想定以上に弾む感覚はありました。
同日にアディダスのスーパーノヴァライズを試着してきましたが、反発性と推進力に関してはノヴァブラスト4の方が格段に良いと感じました。
価格帯、反発性と推進力と軽量性ではノヴァブラスト4に軍配が上がります。
更に弾む感じのシューズが良いという方には、ニューバランスから2024年3月にリリースされた「FUELCELL REBEL V4」がふんわり感触で反発が優れている印象です。
サブスリー以上ランナーの練習用として、スーパーブラストはおススメです。
ノヴァブラスト4は、サブスリーを目指す~サブフォーレベルの練習用、またはサブフォーレベルの本番用という位置づけであると感じています。
スーパーノヴァライズは、前足部が薄く重量もあるので練習用やアップシューズとしての使用が望ましいです。
同価格帯のシューズの2024年版ランキングを作成してみましたので、良ければそちらもご参照ください。
管理人るっくが過去に所有していたアシックスのランニングシューズ
・スーパーブラスト
→ 25.5cmを購入したらワンサイズ分大きく感じた点、骨折直後でバウンド感が強すぎるシューズを履くと痛みが出るので知人に譲りました。
・マジックスピード(初代・3)
→ 初代は500km近く履きました、推進力も反発力もそこまで強くなく癖のないシューズでしたのでLSD用として使っていました。 最終的にアウトソールが消耗してきたので処分しました。
マジックスピード3は、初代にカーボンプレートによる推進力をプラスしたモデルでしたが、フォアフット着地だと前に進みにくい印象を受けたので知人に譲りました。
スーパーブラストやノヴァブラスト4と比較して、やや硬めなのでエリートランナーのレースシミュレーション等のハイレベルな練習用または、サブ3.5レベルのランナーの本番用かなと感じました。
現在所有中のアシックスのシューズ
・初代メタスピードスカイ
→ かなり履き倒しました。500kmは少なくても使用しています。実家に置いてあり帰省時に峠走で活躍しています。
・メタスピードスカイ+
→ 反発性と推進力にとても優れた印象でしたが、メタスピードパリ購入に伴い知人に譲りました。
・メタスピードエッジパリ
申し分ない完璧なシューズです。軽量性・衝撃吸収性・反発性と推進力共に最上位に感じました。
→ 決戦用シューズとしてストックしています。初代カラーなので練習用として使用しても良いかなと思っています。
ノヴァブラスト比較表
アシックス ノヴァブラスト のスペックを分かる範囲でスペックを書いていきます。
ノヴァブラスト4 | ノヴァブラスト3 | |
定価 | 15,400 | ¥14,300 |
重量 | 260g 234g(実測:25.5cm) | 250g |
厚さ | かかと部分39.5mm、前足部31.5mm | かかと部分39.5mm、前足部31.5mm |
ドロップ | 8mm | 8mm |
ミッドソール | FF BLAST PLUS ECO | FF BLAST PLUS |
オールラウンド(個人的な主観) | オールラウンド(個人的な主観) |
アシックス ノヴァブラスト4 のサイズ感について
スーパーブラストではメタスピードスカイ+と同様に25.5cmを使用しましたが、ブカブカという印象です。
メタスピード系やマジックスピード系は、スーパーブラストより1サイズ小さめに作られています。
ノヴァブラスト4を購入する際は25.0cmと25.5cmで試着してみましたが、25.5cmの方がどちらかというと、フィットしました。
厳密には管理人は25.5cmワイドがしっくりきましたが、知人から普通の25.5cmが不要になったとの事で購入しました!
↓ワイドはアッパーのデザインがダサい…
アシックス ノヴァブラスト4 のミッドソールについて
ミッドソールに採用されている「FF BLAST PLUS ECO」は、旧作と比較して硬くなった印象だそうです。
ノヴァブラスト4しか使った事がありませんので、どのくらい硬くなったかは分かりません。
言い方を変えれば、安定感重視ということでしょう。
最近のシューズは各メーカー共にややミッドソールを硬くする傾向が強い印象です。
着用してみて硬いけど、反発性と推進力はきちんと感じました。
個人的にはADIZERO SLの方が軽いので足をスムーズに進められる印象です。
ステップスポーツのYoutubeチャンネルで、NOVABLAST4が紹介されており、硬くなった点については紹介されていました。
アシックス ノヴァブラスト4 踵部分のホールド感について
アシックス製品は日本人向けだなとつくづく感じます。
踵周りもしっかりとホールドしてくれますし、痛みは全く感じません。
知り合いから25.5cmを譲っていただきましたが、練習用として使用するなら支障がありません。
実走してみましたので、レビューを追加しました。
①衝撃吸収性
6点
スーパーブラストのFF BLAST TURBOと比較すると、ノヴァブラスト4のFF BLAST PLUS ECOは世間の評判通り硬質です。
前足部に厚みが残っているので、フォアフット着地でも過度な衝撃吸収はありませんが、最低限の衝撃吸収性です。
体幹が低めのビギナーランナーの場合は、クッションが柔らかすぎると故障の原因となるのでこの程度の硬さが適正だというメーカーの答えなのだと感じました。
個人的には、可もなく不可もない適度な衝撃吸収性だと感じました。
ミッドフット・踵着地の方でも同じような衝撃吸収性を感じるはずです。
②安定性
9点
FF BLAST PLUS ECOがやや硬めということもあり、安定性はとても優れています。
ランニング初心者でも安心して履けます。
③反発性・推進力
8.5点
フォアフットで着地してみると、弾む感覚は確かに感じます。
弾ませるにはサブ3.5程度の走力が必要と感じました。
理由はミッドソール素材が硬めだからです。
私が所有しているシューズだとAdidas Adizero SLと感覚が似ています。
硬式ボールのような感触なので、気持ちよくピッチを上げることができるのが特徴です。
SLよりもやや柔らかいので、Adidasのランニングシューズが硬いと感じる方にもおススメです。
価格帯では、最近NEWBALANCEさんより、FUELCELL REBEL V4がリリースされましたが、ADIZERO SLと近い硬さなのでという印象です。
クッショニングの印象は以下の印象です。
硬め:ADIZERO SL、FUELCELL REBEL V4
やや硬め:ノヴァブラスト4
柔らかめ:NEWBALANCE FRESHFOAM 1080 V13
ミッドソールがあまり屈曲しない構造なので、推進力は感じやすいシューズです。
クイックに反発しやすい硬めの素材なので、軽快にピッチを刻んで走るとノヴァブラスト4の本領が発揮できる走り方だと感じています。
④耐久性・寿命
9点
トレッドミル中心ですが、400km程度走ってもアウトソールのラバーはあまり摩耗しておらず、ミッドソールの反発性能は感じません!
⑤グリップ
8.5点
雨の日でも安心して履くことができます。
総合評価
総合点41点/50点満点
個人的にデイリートレーナーとして、1足選ばざるを得なくなった際にはノヴァブラスト4は良い選択肢の一つです。
全ての性能面でバランスが取れているので、1足所有していると便利なシューズです。
サブスリーランナーでもフルマラソンでノヴァブラストの着用率が高いのも納得しました。
管理人はフォアフットなので、ゴロンと転がる感覚はあまり必要ではなく、衝撃吸収がありつつレスポンスが速いシューズが好みです。
個人的にノヴァブラスト4は好印象でした。
練習用としてもピッタリです。
ASICS NOVABLAST4を一言で例えるなら…
・初心者~上級者まで使える懐の広いシューズです。
一足持っていても良いシューズだと感じました。
しかし、個人的に同価格帯なら、ニューバランス フューエルセル レベル V4を使います。
全体的にバランスが取れた良いシューズなのですが、特筆して秀でている点がないシューズです。
言い方を変えると、優等生なんだけどワクワク感がないという表現が適切なのかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
アシックス ノヴァブラスト4を購入したので、自走レビュー記事を書いてみました。
・安定性抜群で全てにバランスが取れた優等生シューズ
・優等生ではあるが、特徴が無いので楽しさを感じない
・初心者から上級者まで練習用としておススメ
・シューズの特性がオールラウンドなので、エリートランナーはデイリートレーナーとして使用し、サブフォーレベルではレース用として使用するのもアリ
・コスパは、性能の割に安価であること、アシックスはどのシューズも耐久性が高く、性能も良いので申し分なし!
個人的には、アシックスのシューズは、日本人向けに設計されておりコスパが優れたシューズという印象です。
耐久性もメタスピードスカイは、500km以上履いても反発力も推進力もピークは過ぎたもののしっかり感じることができます。
アシックスのシューズは、以前は高価な印象でしたが、他社と比較してコスパが高いので購入機会が増えたブランドです。
ノヴァブラストシリーズの最新作であるノヴァブラスト5のレビュー記事を公開しております。
ノヴァブラスト4も他社のシューズと比較しても、良いシューズだと感じています。
対抗候補としてはアディダスのスーパーノヴァ ライズとしてましたが、ADIZERO SLやニューバランスであればFUELCELL REBEL V4あたりの印象です。
スーパーノヴァライズに関して、試着したので記事を書きました。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。