結論:重量増は残念ですが、安定性が大幅に改善したスーパーシューズ!
初代も超お気に入りだったので、衝動で買っちゃいました!!

マジでカッコいいシューズです!!
・安定感が大幅に改善
・衝撃吸収性も前作と変わらず
・反発力と推進力は相変わらず素晴らしい
・初代と比較して34gも重くなったが、フィット感は良い
・どのような着地でもしっかりと反発と推進力に変えてくれるスーパーシューズ
・エリートランナー以外なら、大会でも使用可能!!!
大会使用可能な点については、ステップスポーツのチャンネルでも、紹介されていました。
男性で例えると以下の方々がエリートランナーの基準のようです。
フルマラソン:2時間21分
ハーフマラソン:64分以下
他にも細かく日本陸連では、エリートランナーについて規定されているようです。
殆どの市民ランナーにとっては無縁なので、私はレースでもPRIME Xを積極的に使用する予定です。
本記事では、スペックや実走した感想や旧製品であるアディダス アディゼロ プライムXと比較しながら深掘りしていきます。
↓購入前検討について記事を書いています。

初代も所有しています。

ADIDAS ADIZERO PRIME X2 STRUNGの第一印象
初代と比較して幅が広くなったので、安定感が増した印象です。
点で着地していた印象から、面で着地するようになった感覚です。
アディオスプロ2 → アディオスプロ3へ履き替えた時と同じ印象です。
・反発力・推進力が前作よりさらに改善!
・柔らかめのクッションは、初代以上に最高!
50mmの厚底なので、クッションはマシュマロのような感覚で最高です。
反発力と推進力の強さは例えるとトランポリンの上で走っているような感覚です。
・アッパーのフィット感が大幅に向上しました。
Strungアッパーは触った感触は好きではありませんでしたが、足を入れてみると印象が変わります。
前作のアッパーと比較して厚みがあるのでフィット感が大幅に向上しています。
幅広になった分、安定性が大幅に向上したので、より様々なレベルのランナーに対応してきた印象です。
唯一の残念な点は、重量が増加してしまったことです。
数グラムならともかく、実測で34gは大きい…
スペック(初代と比較)
初代ADIDAS ADIZERO PRIME X | ADIDAS ADIZERO PRIME X2 STRUNG | |
定価 | 定価(税込): ¥36,300 | 定価(税込): ¥39,600 |
重量 | 重量: 251g(27.0cm) 実測239g(25.5cm) | 重量: 300g(27.0cm) 実測272g(25.0cm) |
厚さ | 厚さ: かかと部分49mm、前足部41mm | かかと部分50mm、前足部43mm |
ドロップ | ドロップ: 8mm | ドロップ: 7mm |
ミッドソール | LightStrikePro+EnergyRod+EnergyBlade | LightStrikePro+EnergyRod+EnergyBlade |
このシューズの適正 | オールラウンド | オールラウンド |
比較してみると、踵部が1mm前足部がそれぞれ2mm厚くなりました。
初代は不安定感が唯一の弱点でしたが、個人的には解消されたと感じています。
超弾むので、サブフォーを目指すレベル以上のランナー向けといえるでしょう。
走ってみて、改善点はすぐに感じ取ることができました。
しかし重量差が大きいです…


アディゼロ プライムX2 ストラングのサイズ感について

初代ADIDAS ADIZERO PRIME Xでは、25.5cmを愛用していました。
少し大きめで、レースで使用した際につま先がブレる感覚があり、案の定親指の爪が死にました…
今作では幅が広がったので、25.0cmを購入しましたが、ドンピシャでした。
参考に他社のレース用シューズでは、以下のサイズを選んでいます。
ニューバランス:25.5cm(SUPERCOMP ELITE V3)
ナイキ:26.0cm(ヴェイパーフライネクスト%3のみ25.5cm)
アディダス:25.0cm(ADIOSPRO3)
アシックス:25.5cm(メタスピードスカイ+)
ジョグ用のシューズの場合は、各社大きめの作りをしているのでワンサイズさらに小さめにしています。
アディダスでは、ハイエンドシューズは幅広なので25.0cmを使用していますが、SLでは25.5cmを使用しています。
アディゼロ プライムX2 ストラングのミッドソールについて

ミッドソールに採用されているLightStrikeProは、アディオスプロを比較してもさらに柔らかめです。
マシュマロ+トランポリンのような感覚です!
反発力と推進力は他社のシューズの追随を許しません!
私が所有しているシューズの中で最も優れていると断言します。
衝撃吸収性もしっかりあるのが、PRIME X2 Strungの懐の広さです。
地面からのインフォメーションは、その柔らかさゆえに分からない位です。
EnergyRod+EnergyBladeの推進力は凄まじいです。
個人的にはアルファフライ以上でした。
厚さの規定がなければ、PRIME Xを着用するエリートランナーも多数いたことでしょう…
ADIDAS ADIZERO PRIME X2 STRUNGのアッパーについて

前作のアッパーと比較して、厚みがありメッシュが大きいアッパーに変わりました。
触れた印象は懐疑的でしたが、フィット感とホールド性は、抜群に向上しました。
但し、アッパーからも重さが伝わります。
ADIDAS ADIZERO PRIME X2 STRUNGの踵のホールド感について

個人的にはあまり違和感を感じたことはありません。
ここからは実走して感じたことを書きます。
まだ少ししか走っていないので、今後評価点に関しては変更するかもしれません。
各項目10点満点評価です。
①衝撃吸収性・安定性
9.8点
前作が最高評価でしたが、さらに着地時にマシュマロのような感触でした。
自分が所有しているシューズの中で、間違いなく最高評価なのですが、将来的にこれ以上のシューズに出会う可能性も
あるので、9.8点としました。
②反発性・推進力
9点
反発力と推進力も前作よりは向上しています。
踵部で1mm、つま先で2mm厚くなり、ボリュームが増えたことによる恩恵だと感じました。
今作では、幅も広くなったように感じます。
アディオスプロ2 → アディオスプロ3にブラッシュアップしたときに感じた印象に似ています。
しかし、重量が引っかかるので満点評価にはしません。
③耐久性
9.5点
アディダスのハイエンドランニングシューズは耐久性が高いところもポイントの一つです。
コンチネンタル ラバーは耐久性が高く、ミッドソール素材もへたりにくいので反発性能が落ちにくい印象です。
ナイキとの比較しても、性能低下しにくいので長く使うことができます。
その点からもアディダスのシューズの利用頻度が上がっています。
④グリップ
9点
ドライ路面のグリップは申し分ないです。
ウェット性能もアスファルトなら問題を感じませんが、石畳みたいな路面だとアディオスプロでは滑りを感じます。
ストラングでは雨の日は使用するつもりがありませんが、同等製品で感じたことなので石畳のような路面には弱いです。
総合点
37.3点/40点満点
これ以上のシューズは現れるのでしょうか…
高価な部類ですが、アルファフライ3やADIOSPRO EVO1の方がさらに高価なので感覚が麻痺してきました。
耐久性やコスパを考えると、ADIDAS ADIZERO PRIME X2 STRUNGは買いだと感じます。
↓廃番が近いのか、在庫が減ってきました。
練習用としても本番用としても使えます。
各社ハイエンドシューズは軒並み性能も価格もバージョンアップされていますし…
他社製品と比較して耐久性が高いので、レーシングシューズの中ではおススメの一足です。
他のおススメとしては、META SPEED SKY+やアディオスプロ3です。
ADIDAS ADIZERO PRIME X2 STRUNGのまとめ
一言でいうと、重さを除けば完璧なレーシングシューズです。
初代と比べて安定感が向上したので、履きこなしやすい印象です。
・安定感が大幅に改善
・衝撃吸収性も前作と変わらず
・反発力と推進力は相変わらず素晴らしい
・初代と比較して34gも重くなったが、フィット感は良い
・どのような着地でもしっかりと反発と推進力に変えてくれるスーパーシューズ
・エリートランナー以外なら、大会でも使用可能!!!
裾野が広がったので、サブフォーを目指すレベルでも履きこなせそうなレーシングシューズです。
マシュマロのような衝撃吸収性は走っていて気持ちが良いです。
トランポリンのような反発力と推進力なのでストライドを延ばすこともできれば、ピッチを上げても反応します。
安定性が欠点でもありましたしたが、その点が改善したシューズになっています。
重量が重くなったことが残念でなりません…
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。