元々はヒールストライク(踵着地)走法でした。
タイムを上げるためにはフォアフットを身に着ける必要があると感じたので、その時の試行錯誤を振り返って書きたいと思います。
きっかけ
サブ3.5からステップアップするにはスピードが必要と考えました。
考えてみたら、短い距離はフォアフットで走るのに、長い距離やゆっくりの場合はヒールストライクになっているのはなぜだろう、フォアフットで走ったらもっと楽に速く走れるのではないかと考えました。
当時は厚底シューズは無かった。
本番用シューズはアシックスのソーティーシリーズが主流でした。
私は当時は超少数派だったナイキのルナスパイダーまたはズームスピードレーサーがお気に入りでした。
ズームスピードレーサーの方が推進力を感じましたが、ルナスパイダーの接地感が好きでした。
厚底シューズになってからフォアフットランナーさんが増えましたが、それこそ当時は半々くらいかなと言う印象でした。
ステップアップするためにスピードを強化する必要があり、その一環でフォームチェンジに取り組み始めました。
第一段階 短い距離から慣らしていく
最初は5km走れることを目標にしました。
当時は若かったからかもしれませんが、すんなりフォアフットが定着しました。
そこまでつま先を立てる必要はなく、フラットより少し踵が上がるように意識しました。
第二段階 徐々に距離を伸ばしていく
20kmあたりまでは順調でしたが、距離が伸びていくにつれてキツくなってきました。
一年くらいかけてじっくりとフォームを定着させていきました。
誤ったつま先着地
単なる背伸び歩行とは意味が異なります。
巷でもなんちゃってフォアフットでチョコチョコ走りになっている人を見掛けます。
それは間違えた走り方なので、注意が必要です。
余計走りにブレーキがかかっていますし、故障の原因になります。
正しいフォアフット走法
イメージとしてはダッシュで走る時って、つま先が自然と立つはずです。
フォアフットでは、地面を蹴る際に身体を前に出す意識が必要という事です。
蹴った時に身体を前に出すように意識します。
もし、フォアフットで無理ならフラットでも踵着地でも構いません。
ご自身の走りを振り返って、ブレーキを掛ける走り方にいないか注意しましょう。
理想的なフォアフットランナー
一山麻緒選手(資生堂)
鈴木健吾選手(富士通)
ご夫婦で素晴らしく奇麗なフォームで走っておられます。
レベチ
大迫傑選手(ナイキ)
彼のフォームはケニア人のようです。
ストライドも広くてケニア人のような走りです。
タイムとしては鈴木選手が日本記録保持者ですが、びわ湖の走りをテレビで見てましたが、大迫さんと比較するとストライドは狭くハイピッチで走っておられるように見えました。
どちらも超人的な走りであることは間違いありません。
まとめ
フォアフットを身に着けるには以下の点が重要であると語ってきました。
・少しずつ距離を伸ばして体を慣らしていく
・正しいフォームで走る
・私が選ぶ理想のフォアフットランナーは一山麻緒選手。
これらを参考にして走ってみてください。
更なるレベルアップをする中でフォーム変更によって得られるものは大きいです。
私がサブスリーランナーになれたのもフォアフット走法を身に着けたからと言っても過言ではありません。
皆さんも是非ともお試しあれ!