待ちに待ったアシックス メタスピード パリ シリーズが正式発表!
※2024年3月21日 メタスピードエッジパリを購入しましたので、実走レビューを追記しました。
初代からスカイは所有しており、楽しみにしていました!
ショップでも品切れ中みたいです。
2024年10月に再出荷されるとのことですが、何度かショップで在庫をチェックしていますが入庫している様子はありません。
一部の転売ヤーさんによって価格が吊り上げられておりますので、ご注意ください。
メルカリでは、並行輸入品と称したレプリカが出品されております。
アシックスさんはナ〇キさんとは違い、品薄商法はしないメーカーなので待っていれば入荷するはずです。
メタスピード (スカイ・エッジ)はどんなシューズ?
アシックスから販売されているハイエンドランニングシューズです。
私も例に漏れずメタスピードシリーズは購入して使っています。
メタスピードシリーズは二つのモデルに分かれています!
①メタスピードスカイ → ストライド走法特化モデル
②メタスピードエッジ → ピッチ走法特化モデル
記憶に新しいのは、2024年1月28日に開催された「大阪国際女子マラソン」でにて前田穂南選手(天満屋)が2時間18分59秒という驚異の女子マラソン日本記録を樹立されました!
彼女の足元には「メタスピードスカイ+」が着用されていました。
身体の線が細い前田穂南選手が厚底で推進力が強いシューズへの順応は相当大変だったようです。
それでも、諦めずに時間を掛けて厚底シューズに合わせる走力を身に付けたからこそ19年間止まっていた日本記録の扉を開けることができたのでしょう。
パリオリンピックでも期待されていましたが、残念ながら直前に故障されてしまいDNSとなりました…
メタスピードは硬いと世間では言われていますが、管理人的には硬いとは思いません。
反発性も推進力もしっかりとあるシューズで、個人的にはADIDASやBROOKSのシューズの方が硬めと感じます。
安定性も高いのでとてもお気に入りの一足でS。
スペックについて
定価 | 27,500円 |
重量 | 185g(27cm SKY EDGE共通) |
厚さ | かかと部分39.5mm、前足部34.5mm |
ドロップ | 5mm |
ミッドソール素材 | FF Turboプラス &カーボンプレート |
スカイとエッジの違いはカーボンプレートの位置と前足部の形状が異なります。
筆者のランナータイプはピッチ型寄りですが、前足部が薄いシューズは苦手です。
マジックスピード3も前足部が薄くて走りにくさを感じました。
特に前足部のカーブ形状がポイントで、私はランナータイプとしてはピッチ走法ではあるものの、前足部に厚みがあるシューズを好みます。
フォアフットランナーであれば、ピッチ走法だろうがストライド走法だろうが前足部に厚みは必要だと感じています。
実際に前足部が薄いシューズで走ると反発性や推進力をあまり体感できません。
というのが、管理人の持論ですが、メタスピードエッジパリはフォアフット着地でも厚みが残っているので、衝撃吸収性や反発・推進力も高いシューズとなっていました。
メタスピードエッジパリは前足部が薄めの構造のはずですが、母指球あたりの厚みが残っているのでピッチ系ならエッジがおススメです!
前モデルとの比較について
メタスピードスカイ パリ | メタスピードエッジ パリ | |
反発性向上 | カーボンプレート中足部の幅が拡大 | 中足部の厚みを3.5mm厚くなった |
アッパー変更 | 通気性が前作より8%向上した「モーションラップアッパー2.0」を採用 | |
ミッドソール変更 | 新素材「FF Turbo PLUS」を採用 約8.0%軽量化、約8.2%反発性向上、約6.0%クッション性向上 |
比較を見ると、前作と比較して正常進化した印象です。
前作と比較して大きく軽量化されたことと、新ミッドソール素材の「FF TURBO PLUS」は気になります!。
→ エッジとスカイ両方とも試着してみましたが、エッジの方が気に入りましたのでメタスピードエッジパリを購入しました。
驚愕の軽さ!!
私が所有しているシューズの中では最軽量となりました。
タクミセン9もかなり軽いのにさらに軽い!!
エッジだからかもしれませんが、足の回転が過去最高レベルで動かしやすいです。
アシックス メタスピード エッジ パリのサイズ感について
25.0cmを購入しましたが、小さかったので失敗しました。
購入を検討している方は、過去のメタスピードやマジックスピードと同一サイズで問題ありません。
参考に私が着用しているランニングシューズのサイズを書いておきます。
・アシックスメタスピードスカイ(+含む)25.5cm
・アシックスマジックスピード(初代・3)25.5cm
・アシックスノヴァブラスト 25.5cm
・アシックススーパーブラスト 25.0cm
・ナイキ ヴェイパーフライネクスト%2 26.0cm
・ナイキ ヴェイパーフライネクスト%3 25.5cm
・アシックス メタスピードスカイ 25.5cm
・アディダス アディオスプロ 25.0cm
・サッカニーエンドルフィンプロ 25.5cm
・ニューバランススーパーコンプエリートV4 26.0cm
アシックスメタスピードエッジパリのミッドソールについて
新素材「FF Turbo PLUS」が採用されています。
前作まではクッショニングがお世辞にも高いとはいえませんでした。
FF Turbo PLUSにアップデートされたことで、FUELCELL SUPERCOMP ELITE V4と同等またはそれ以上のクッショニングの高さを感じることができました。
エッジなので前足部が薄くなっているはずなのですが、ちょうど私が着地する部分は厚さが残っており衝撃吸収性の高さを感じることができました。
しかも、反発も素晴らしいのでFF Turbo PLUSへの変更は、私にとってはとても気に入りました。
フォアフット着地でも足を進めやすいので、2024年度で着用したシューズの中で一番のお気に入りとなりました。
ASICS METASPEED EDGE PARISのホールド感について
アシックスのホールド感は文句ありません。
アッパーが従来から大きくアップデートされて、使ってみた印象で社アルファフライのアトムニットに近い素材へアップデートされました。
各性能について、以下にて採点しますが最高点は間違いないです。
①衝撃吸収性
9.5点
前作のメタスピードスカイ+でも衝撃吸収性はそこまで不満ではありませんでしたが…
マジックスピード3のような、前足部が薄くなり過ぎているモデルと思っていましたが、私の着地位置では薄さは感じずしっかりミッドソールで衝撃吸収してくれます。
FF TURBO PLUSにアップデートは想像以上でした。
前足部に厚みが意外と残っているので、母指球の前側で着地をするのですが満足できるレベルで驚きました!
ミッドフット・踵着地の方でも転がしやすさはあると感じました。
マジックスピード3が印象が悪かったので、エッジもどうかなと思っていましたが、驚きの満足度です!!
②安定性
8.5点
過去からのメタスピードシリーズは安定性が抜群でした。
ミッドソールが柔らかくなったので、安定性が下がると思っていましたが意外と安定性が良いことに驚きました。
決戦用シューズ候補のスーパーコンプエリート V4と比較すると、アウトソールの幅が狭いのでやや劣りますがこのレベルであれば納得の安定感でした。
③反発性・推進力
9.6点+3点(軽量加点)
素晴らしいの一言です!
軽いので足運びがしやすくなった点にプラスして、超軽いです!
アディゼロ タクミセン9レベルの重量で厚底シューズというのは反則に近いかと…
さらに反発性と推進力も文句なしのレベル!
FF TURBO PLUSがしっかりと反発してくれますし、カーボンプレートによる推進力もあるので反則レベルだと感じました。
きっと、ADIOSPRO EVO1はさらに軽くなるので、もっと凄いのでしょうが、メタスピードパリでも驚愕の高さです。
一気にレース用シューズ候補の筆頭に上がってきました!
④耐久性・寿命
9点(暫定)
手持ちの初代メタスピードスカイでは500km近く使っても反発と推進力は残っています。
さすがにアウトソールは消耗したので、シューグーで補修を何度も繰り返しています。
私が所有してきたレース用シューズの中では最も高耐久・高寿命であると断言します。
⑤グリップ
9点
ウェット路面でもしっかりと食いつきますし、他社シューズと比較してグリップ性能は良いと断言します。
総合点
48.6点/53点満点(軽量加点分含めて)
これまでのベストシューズが、Adidas Adizero Prime X (初代)でした。
反発性と推進力はPrime Xに軍配が上がりますが、軽量さとコスパを加点するとメタスピードパリの方が優れています。
私はメタスピードパリまたはフューエルセルスーパーコンプエリートV4を本番用シューズにするつもりです。
悪い点はほとんど見当たりません!
2025年の箱根駅伝では、メタスピードパリとTAKUMI SENの着用率がグンと上がると予想しています。
衝撃的レベルのアプデがされたにも関わらず、価格据え置きとなるとコスパ抜群なのでアシックスがランニングシューズ市場の巻き返しが期待できます!
メタスピードスカイパリとの履き比べ
メタスピードスカイパリも着用してみました。
エッジとの体感での比較は以下の通りです。
・メタスピードエッジパリと比較して、しっかり踏まないと推進力を得られない。
→ 脚力が強めのランナー向き
・メタスピードエッジパリと比較して硬く感じる。
→ 前作のメタスピードスカイ+と比較するとミッドソールは柔らかめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
・フォアフットで走ってみても違和感がないピッチ系シューズ!(衝撃吸収性が高さはピカイチ)
・ミッドフットでも踵着地でもスムーズに足が運べる。
・実測重量160gは、反則レベルの軽さで、足運びがしやすい。
2025年シーズンのレース用シューズをメタスピードスカイパリにするつもりでしたが、エッジで良いかもと思えるレベルです。
スカイも履いてみてから最終判断としますが、ニューバランスのフューエルセル スーパーコンプエリートV4と三つ巴で考えなければなりません。
スカイも買うべきか迷います。
購入したのはエッジでしたが、パリに関してはエッジの方が好きという意見もSNS上では見かけます。
個人的には、2025年レース用シューズは、メタスピードエッジorスカイ パリまたはスーパーコンプエリートV4を使います。
本記事で紹介したシューズレビュー記事は↓です。併せてお読みください。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。