スペック（公式サイトより引用）
・発売日: 2022/6/
・定価(税込): ¥27,500
引用：
ストライド型のランナーが、ストライドをより伸ばし、少ない歩数でゴールできることを追求しています。
今作は、カーボンプレートをフラットな形状としミッドソール内の上部に配置しました。また、クッションフォーム材「FF BLAST TURBO」を前作より約4%増量させました。プレート全体でフォーム材を圧縮させることで、よりダイナミックで大きな反発力を生み出せるようになっています。
厚さ： 33mm
ドロップ：（かかと部分の高さとつま先部分の高さの高低差）は5mm
重量 ：約205g(27cm) 実測値：182g（25.5cm）
・私が利用しているシーン：ペース走、スプリント練習
構造
ミッドソールにはFF Blast Turboフォームを利用しています。
クッション性と反発力と推進力のバランスが絶妙で速く走れるのに安定感もあり、衝撃吸収性もあります。
カーボンファイバープレートの推進力が強めです。
推進力が非常に強いシューズなので、ウォーキングシューズとして使うのはやや厳しいです。
ジョギングシューズとしての利用も跳ね返りが強めなので個人的にはおススメできません。
サブスリー以上の走力が必要と感じました。
サイズ感
ナイキでは26cmを履いています。
アディダスでは、25cmを履いています。
ニューバランスでは25.5cmを履いています
本シューズは25.5cmを購入しましたが、ジャストフィットです。
26cmを買いましたが、合わなかったので買い替えました。
ミッドソール
ミッドソール
ミッドソールに採用されているFF Blast Turboフォームは、硬めのAdidas LightstikePROや柔らかめのナイキのZoom Xとの中間位で反発性に優れつつ、衝撃吸収性も兼ねています。
不安定感は無く、アウトソールの消耗も少なめで耐久性は高そうです。
推進力の印象は、Adizero AdiosPro2以下ヴェイパーフライ以上でバランスが良く味付けされています。
アッパー
薄めのニット地でフィット感は抜群です。
長期的に使用しているとアッパーの縫製の一部がほつれることもあります。
ほつれても使用に問題を感じなかったので、気にせず使っています。
踵部
日本メーカーのシューズが踵のおさまりが海外製ランシューより良いです。
ここからは実走して感じたことを書きます。
各項目10点満点評価です。
①衝撃吸収性
7点
FF Blast Turboフォームが初代より増量になり衝撃吸収性が増しました。
反発性と推進力が強いのに衝撃吸収性があるのはありがたい。
スカイは、ピッチ型のフォームの場合も向きませんので、ピッチ型であればEDGEを選びましょう。
②反発性・推進力
8.5点
ヴェイパーフライネクスト以上、アディオスプロ以下という評価です。
カーボンの推進力+FF Blast Turboフォームの反発力の強さもあり、非常にバランスが良いシューズに仕上がっていると感じました。
安定感も高いのでマラソンの後半でも足が流れずにアシストしてくれることでしょう。
③耐久性
9点（暫定）
レーシングシューズではあり得ないレベルでの耐久性です。
シューグーで補修していますが500km走ってもミッドソールとカーボンに関してはへたりもなく問題なしです。
④グリップ
9.5点
ウェットでのグリップも良いです。
ドライのグリップはかなり高く、思った以上に食いつきます。
総合点
35点/40点満点
ASICS METASPEED SKY+のまとめ
一言でいうと、レーシングシューズの中では最もバランスが取れた一足です。
尖りは感じませんが、速さでは十分尖りを感じます。
爆発的な反発性と推進力がありつつ、衝撃吸収性や安定性が高いシューズです。
サブスリー以上走力がある方がレース用として使用するシューズという印象です。
遅いと靴の反発力で逆に疲れるシューズです。
非の打ち所がないバランスが取れたレーシングシューズです。
・反発性が高い
・推進力が高い
・グリップが高い
・衝撃吸収性が高い
・安定性が高い
・耐久性が高い
・ストライド走法向き
LSDには不向きです。
サブスリー以上のエリートランナーの本番用としてベストだと感じました。
2024シーズンの本番用として購入しましたが、他に良い靴が見つかったら練習用にします。
