ヴェイパーフライは、エリートランナーだけではなく市民ランナーにもメリットはあります。
とある記事にはヴェイパーフライは2時間30分以内のランナー以外には向きませんと書かれていましたが、徹底的に反論します。
実際に私も厚底カーボンシューズ愛用者です。
所有している(過去所有していた)カーボン内蔵厚底シューズは以下の通りです。
・アシックス メタスピードスカイ+
・ナイキ ヴェイパーフライネクスト%2
・アディダス アディオスプロ2
・アディダス Adizero PRIME X
・サッカニーエンドルフィンプロ2
・PUMA ディヴィエイトニトロ
・ワークマン アスレシューズハイバウンスオーバードライブ
サブスリーランナー時代にこれらのシューズと出会えていたらサブエガを達成していた事でしょう。
たられば論になってしまうので、ここまでとしますが厚底カーボンシューズになって進化した点を書いていこうと思います。
薄底シューズと互角な軽さ
当時の薄底レーシングシューズは以下の通りでした。(うろ覚えなので間違えてたらごめんなさい)
・ルナスパイダー 175g前後
・TakumiSen2 170g前後
・ターサージール 160g前後
・ソーティーシリーズ 135g前後
・ヴェイパーフライネクスト185g前後
ソーティークラスになるとさらに軽量ですが、200g以下なら軽量といえるでしょう。
驚きのクッション性能と反発性
薄底シューズのクッション性能は低いです。
逆に地面との接地の際のダイレクト感は薄底のメリットでもあります。
衝撃吸収性が低く、故障のリスクも高いのです。
実際に私は練習用シューズもルナスパイダーを使用して故障しました。
ミッドソールの素材の変化も革命的でした。
薄底で反発性が高い素材と言えば、アディダスのブーストフォームでしたが、厚底で進化したミッドソールは驚くくらい反発性が高くなりました。
さらにクッション性が上がったことにより衝撃吸収性も飛躍的に向上しました。
カーボンプレートは推進力を飛躍的に高める
ヴェイパーフライネクストをはじめて履いたあの衝撃は今でも忘れられません。
踏み込むとしっかりと衝撃を吸収して反発に変えてくれる。
そして、極めつけはカーボンプレートによる推進力です。
アディダスのアディオスプロ2を履いた最初の完走は随分と硬いな…でしたが、キチンと推進力を活かすフォームを心掛けたら、平均ストライドが薄底時代より25cm変わりました。
あの頃のピッチでこのストライドで走っていたら…
タラレバですね…
当然速くない人でもメリットはある!
きちんと反発と推進力を活かせるフォームで走ることができればの話です。
上半身はほんのちょっぴり前傾または、ニュートラルが基本!
下半身はミッドフット以上が条件です。
たまにつま先着地だけど、背伸び走りになっている人を見掛けます。
それは誤りなつま先着地です。
正しいフォームは画像をご確認ください。
絵心無くてごめんなさい。
私がフォアフットで注意している事
・着地時に中央より前よりであること
・きちんと後ろに蹴ること!
中央を意識しすぎると足が後ろに流れて、推進力が活かせなくなる。
前に足を出し過ぎると推進力は貰えるが、長距離は持続できない。
※走力が必要だと言われる理由はここにある。
まとめ
ゆっくりでも良いので周りから見ても奇麗なフォームで走ることが、厚底カーボンシューズを活かす走り方へとつながります
サブフォーだからズームフライやボストンの方が合っているという認識は間違いです。
活かせるフォームを維持できれば、ヴェイパーフライネクスト%2だろうが、AdiosPro2だろうが関係ありません。
また、シューズによって特徴があるのでそれを見極めることも大事です。
ヴェイパーフライネクスト、メタスピードスカイ、AdiosPro2それぞれ走り方を変えています。
その中でもヴェイパーフライネクストは比較的初心者でも使いこなせるシューズだと感じています。
アディオスプロ系は反発力が強過ぎて、遅い人だと活かせない可能性は確かにあると感じています。
アディオスプロ3履いてみたいなぁ…
話はそれましたが、遅いランナーでも関係ありません。
皆さんも正しいフォームを身に着けて厚底カーボンシューズの恩恵を受けましょう。