SUPERCOMP ELITE V4推しの私にとって気になる一足!
購入前にサイズ確認&感触確認のため新宿のヴィクトリアに立ち寄った際に、試着してきました!
試着した時の感触が好印象でしたので、知人より購入しました。
一言で書くと、カーボン非搭載ですが軽量&程良い反発+衝撃吸収で買ってよかったシューズです!
ニューバランス フューエルセル レベル V4の性能について
カタログスペックから性能を表にしました。
定価 | ¥16,500(税込) |
重量 | 200g (27.5cm)実測178g(25.5cm) |
ミッドソール素材 | Pebax配合 FuelCell |
厚さ | かかと部分39mm、前足部34mm ※実測値 |
ドロップ | 6mm |
このシューズに合うフォーム | フォアフット(管理人主観) |
ニューバランス フューエルセル レベル V4のサイズ感について
参考に私が着用しているランニングシューズのサイズを書いておきます。
・ナイキ ヴェイパーフライネクスト%2 26.0cm
・ナイキ ヴェイパーフライネクスト%3 25.5cm
・アシックス メタスピードスカイ 25.5cm
・アディダス アディオスプロ 25.0cm
・サッカニーエンドルフィンプロ 25.5cm
・ニューバランススーパーコンプエリートV4 25.5cm
ニューバランス フューエルセル レベル V4のミッドソールについて
Pebax配合FuelCellが採用されています。
昨今のNewBalanceのシューズは衝撃吸収性が向上しつつ、反発性も向上しています。
FRESHFOAM1080 V13をお気に入りで使っています。
スーパーコンプエリートV4でも、柔らかさは増した印象でしたが、Rebel V4はカーボンプレートが入っていないので推進力はありませんが、トータルバランスが優れた印象です。
過剰な反発力は感じられませんし、衝撃吸収性や安定性も程よいので全てにバランスがとれております。
SUPERCOMP ELITE V4を本番用として使用するための練習用として向いていると感じました。
実走してみて感じたのは、全てにおいてバランスよく平均点以上に優れたシューズだと感じました。
前足部で走っても踵着地でもしっかりと反発をもらうこともでき衝撃吸収性や安定性を感じます。
さらに重量が軽いので、足運びがとてもスムーズに動かせる点もポジティブに感じた点です。
PROPEL V5との棲み分けについては、後程書きます。
NEWBALANCE FuelCell Rebel V4 の印象
スーパーコンプエリート V4と違いはカーボンプレートの有無以外では、ミッドソールが少しやや硬めに感じました。
しかし、そこまで硬いわけではなく一般的なランニングシューズの中では中間程度に感じます。
ADIDASのADIZERO SL(初代)と似たような印象です。
さらにシューズ自体が実測で39mmと厚底で178グラムと超軽量な点もあるので、色々な場面で使えるシューズです。
全く不満はありません。シュータンが長めなのも良いですね!
①衝撃吸収性
8点
フォアフットで着地してみると、ふんわり感触とまではいきませんがしっかりと衝撃を吸収してくれます。
REBEL V4では安定感が向上されているので、FreshFoamほど衝撃吸収性があるわけではありませんが、他社のシューズと比較して、衝撃吸収性が高いです。
実際に走った後に感じたのは同じ距離を走って疲労感が低かったです。
管理人は母指球の前側で着地をするのですが、しっかりと衝撃吸収してくれました!
この価格帯のシューズの中では、納得できるレベルの衝撃吸収性です。
ランニング中は硬いかなと感じるのですが、ラン後の疲労感が低いので、シューズが衝撃を吸収してくれていると感じます。
同社のFRESH FOAM 1080 V13程ではありませんが、レーシングシューズとしての性能を持ち合わせていると考えるとこの位の柔らかさで充分だと感じました。
ペースアップ時の安定性を考えればちょうど良い感触です。
②安定性
9点
スーパーコンプエリート V4でも安定性がかなり進化したと感心しましたが、同じ流れを感じました。
昨今のニューバランスのシューズはアウトソールが幅広化しており、どのシューズも安定性は抜群に良いです。
③反発性・推進力
6点
比較対象をSUPERCOMP ELITE V4とすると、この評価です。
プレートなしのシューズという点で考えると、加点すべきかもしれませんが…
同価格帯のシューズと比較すると、反発性はノヴァブラストと同等レベルです。
ノヴァブラストの場合は屈曲性が高いので推進力があるのですが、REBEL V4は屈曲性が低いのでフォアフット着地時にシューズが簡単にしなってしまうため、推進力は感じません。
ピッチ走法ランナーさんや体重が軽いランナーさんの場合は推進力は過剰に必要としないので、REBEL V4の軽さは大きな武器になると感じます。
④耐久性・寿命
9点(暫定)
手持ちのニューバランスのシューズはFUELCELL PROPEL V4となりますが、耐久性は良いです。
アウトソールがモデルチェンジ後やや薄めなので、正式に購入したら採点を変更します。
※もう少し長期で履いてみて評価します。
⑤グリップ
9点(暫定)
雨の日も走ってみましたが、とてもグリップは良いです!
他にもFUELCELL PROPEL V4やSUPERCOMP ELITE V4で走った印象としてグリップは良いと感じました。
ウェット性能で証明するとしたら、パリオリンピックマラソン日本代表の赤﨑暁選手が証明してくれています。
SUPERCOMP ELITE V4でマラソングランドチャンピオンシップに出場して2位獲得時に着用していたシューズですからね!
総合点41.5点/50点満点
恐らく、私がこのシューズの良さを活かせるランナータイプなので点数が高めとなりました。
フォアフットでは、ゴロンと転がる感覚はあまり必要ではなく、衝撃吸収がありつつレスポンスが速いシューズが好みです。
プレートが入っていないので、推進力という点では欠けますが、軽量である点と全体的に高バランスに優れたシューズなのでどのようなランナーでも気持ちよく走れます。
実際に走ってみて、カーボンプレートを必要とせず自分の足で走る感覚を改めて実感できました。
軽量である点と、カーボンプレートが非搭載なので敢えてそのようなシューズが好みの方にお勧めできます。
フルマラソンで使用するならサブフォー以上の走力がある方におススメします。
他社のシューズとの比較
他社のシューズで近い感覚のシューズはノヴァブラスト4、ADIZERO SL2 あたりです。
個人的にはREBEL V4を奨めます!!
◎トータルバランスが非常に良い
ノヴァブラスト4は反発は高いが、衝撃吸収性は低く硬い
◎ノヴァブラスト4と比較して軽量である。
×推進力はREBELよりノヴァブラスト4の方が優れている。
◎ 軽量さはREBEL V4の方が優れる
◎ 安定性はREBEL V4の方が優れる
△ 衝撃吸収は甲乙つけがたい(REBEL V4は初代SLのように硬さを感じるが衝撃吸収する)
SL2は柔らかい感触で衝撃吸収される。
× 推進力と反発はREBELよりSL2の方が優れる
厚底+軽量シューズという観点ではとても優れています。
他社のシューズと比較しても、性能はとても高いので胸を張っておススメします。
PROPEL V5との棲み分けについて
PROPEL V5にはTPUプレートが入っているので、しっかりと踏み込んだ後の推進力という点では優れています。
プレート搭載シューズを使いこなすための練習用という観点ではPROPELをおススメします。
自分の足で助力を受けずに走る感覚を養うにはREBEL V4を使っていただきたいです。
どちらも足を作るシューズではありますが、よりピッチを上げて練習するにはREBELがおススメで、LSDや負荷の低めのトレーニングをするならPROPEL V5がおススメです。
また、価格差があるように、軽量さという点とミッドソール素材の良さという点ではREBEL V4の方が全体的に優れていると感じます。
・ストライドを伸ばすことに優れているのは PROPEL V5
・ピッチを上げて走ることに優れているのは REBEL V4
ミッドフットや踵着地なら、PROPEL V5の方が良いです。
REBEL V4にTPUプレートが入っているシューズがあれば個人的に最高なんですけどね…
SUPERCOMP TRAINER V3がリリースされましたが、REBEL V4の硬めのミッドソールにカーボンプレート(EnergyArc)が搭載されたシューズとなっており、管理人個人的にはTPUプレート搭載版でもっと価格を安くしてほしかったというのが本音です!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
NEWBALANCE FUELCELL REBEL V4を試着したので、レビュー記事を書いてみました。
・フォアフットで真価を発揮するシューズ!(衝撃吸収性が高さはピカイチ)
・個人的にノヴァブラストより反発力を感じることができた。
・重量は178gなら、軽量なので長距離練習やフルマラソンでも使用可能!
私はSUPERCOMP ELITE V4の練習用として購入しましたが、気に入ったのでローテーション入りさせました!
個人的には、2025年レース用シューズは、メタスピードスカイパリまたはスーパーコンプエリートV4を使います。
本記事で紹介した比較対象シューズレビュー記事は↓です。併せてお読みください。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。