シューグーとは
日本国内では1978年より販売されているロングセラー商品です。
すり減った靴の補修やソールの剥がれ修理に長年使われています。
ウォーキングシューズであれば、比較的簡単に補修ができます。
ランニングシューズの場合はシューズへのダメージが異なるので、ややコツが必要です。
今回は管理人が試行錯誤で補修をしてきて、長持ちする補修するコツがわかったので記事にしたいと思います。
シューグーでランニングシューズの延命は可能か?
答えは、アウトソールのすり減りの補修という観点ではYESです。
シューグーでは、一度衰えた反発力や推進力は復活しません。
例えば、500km以上ヴェイパーフライネクスト%2を使用しましたが、反発は推進力はほぼ残っていません。
また、PUMAのようにアウトソールよりも先にアッパーとミッドソールの接着部が裂けやすいメーカーもあるので、その辺は検討する必要があります。
練習用シューズのアウトソールの延命という観点で読んでいただけると幸いです。
塗り方のコツ①:アウトソールはキレイに洗いましょう!
今回の生贄はお気に入りのADIDAS ADIZERO SLです。
300km近く走りましたので、前足部のアウトソールは見事に削れています。
特に右側のダメージが大きいです。
踵部はフォアフットのためほとんど接地しないので、汚れはありますが削れはほとんどありません。
補修前にきれいに洗いましたので、ADIZERO SLのアウトソールはキレイに見えてますね!。
アウトソールの洗浄は、家庭用食器洗い洗剤でも良いですが、研磨剤が入っているタイプを選ぶととても奇麗になるので、おススメです。
※つけ置き洗いでは、アッパーはキレイになりますが、アウトソールはキレイになりません。
スニーカー洗い用ブラシを使ってゴシゴシと擦りましょう。
※ブラシは100均で調達しても良いと思います。
塗り方のコツ②:ケチらずたっぷりと塗ること!
ウォーキングシューズであればともかくランニングではダメージの度合いが違うのでその補修法は向きません。
30年以上前の話ですが、陸上部に所属していた頃に先輩がシューグーで補修しようとしましたが、スポット的な補修をしましたが、すぐに剥がれていました。
粘着力を上げる最大のコツは、できるだけ多めにたっぷりと塗ることがベストです。
私も何度も剥がれては塗り直しを繰り返し、現在の方法に行き着きました。
塗り方のコツ③:しっかりと硬化(乾燥)させましょう!
夏場の晴れた日で2日程度、完全に硬化するまで乾燥させます。
個人的には最低3日程度は硬化させた方が良いでしょう!
冬場は1週間程度日光に当ててじっくりと硬化させます。
補修後のシューグーの寿命(耐久性)について
管理人の体感では150km程度は問題ありません。
フォアフットで前足部へのダメージが大きい走り方をしているので、ミッドフットやヒールストライクの方ならさらに長持ちするでしょう。
ADIZERO SLやノヴァブラスト4のようなシューズの場合、プレートはありませんし、ミッドソールがやや硬めの素材なので、剥がれてきたら繰り返し塗ることで寿命を大幅に伸ばすことが可能です。
レース用としての役割を終えた初代メタスピードスカイにも使用しています。
500km走っていますがまだ反発も残っており楽しく走れています。
ADIDASだと、ADIOSPRO2にも使用していますが、同様に500km使用しています。
レース用としての役割を終えたシューズ達が、練習用としてシューグーによる延命処置で活躍してくれています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はランニングシューズの延命策として、アウトソールの補修材であるシューグーについて記事にしました。
ポイントは以下の通りにまとめてみました。
・シューグーでアウトソールの削れた部分の補修はできる!
・反発性や推進力の補修は出来ない。
・施工前にはしっかりアウトソールは洗浄しましょう
・アウトソール洗浄には研磨剤入りの洗剤を使いましょう
・ケチらずたっぷり塗ろう
・しっかり硬化させること!
これらのポイント押さえておけば、シューグーを最大限に生かすことができます。
逆にこれらを守らない場合は、すぐに剥がれてしまいます。
結果として多く材料の無駄遣いとなるので、にコストが嵩む原因となります。
最近のランニングシューズは高価になってきているので、無駄なコストを抑えるためにも補修材を活用しましょう!
皆さんのランニングライフが素晴らしいものになりますように!
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。