そもそもGORE-TEXとは…
アメリカで1976年に誕生しました。
ゴアテックスには雨などの外側からの水分は通さず、汗などの内側からの湿気は外に逃がすという画期的な素材となっています。
その秘密は人間の目では視認できないほどの無数の穴にあります。
この穴は水が通るには小さ過ぎるので、例え上から圧力をかけたとしても水がゴアテックス生地を透過することができない構造となっているため、耐防水性能が高いのです。
水を通さないということは、生地内の蒸れが心配ですが、気体状態の小さな水分子にとっては十分な大きさがあり、水蒸気は簡単にゴアテックス生地を透過することができるため蒸れにくいので、透湿性が高いです。
これらの穴には風が入ってくるほどの大きさがないので防風性能も高いです。
ゴアテックスは、防水耐久性・透湿性・防風性を兼ね備えた素材として、アウトドア用品やレインウエアなど幅広い分野で使用されております。
前置きはここまでにして、これからの梅雨時期にゴアテックス素材が採用されている防水トレイルラン用のシューズを1年間着用してみたので、その性能について皆さんと共有することを目的に記事にしていきます。
管理人はアディダス テレックス ゴアテックス トレイルランニングシューズを所有しています。
旧製品のため、ラインナップには現在はありませんが、同様だとLSX95という製品番号となります。
GORE-TEXスニーカーの防水性能について
約1年間長靴代わりに使用してきました。
水溜まりなど歩いてもシューズの中は濡れません!!
雨の日を主に着用していますが、防水性能は優秀だと感じています。
長時間の外出での濡れることはないので、耐水機能も高いと評価します。
ゴアテックス トレイルシューズは雪道でも使えるか?
一般的なレインブーツやスニーカーと比較して、雪道で滑るような印象はありません。
本格的なスノーブーツと比較すると、機能差は明確で到底及びません。
しかし、スキー場のスノーパーク(子供向けの遊び場)レベルではしっかりと歩行することができました。
アイスバーンはさすがに苦手ですが、柔らかい雪上では普通に歩行できるレベルです。
GORE-TEXスニーカーは長靴(レインブーツ)代わりになるか?!
答えはYESです。
併せて、ゴアテックス トレイルランニングシューズであれば、雪道での使用も可能です。
さすがにシューズの高さ以上の洪水や降雪の場合は、水がしみ込んでくる可能性があるのでご注意ください。
ランニングシューズとしての性能は?
・衝撃吸収性が一般的なランニングシューズと比較して低い
・反発性、推進力に至っても一般的なランニングシューズには及ばない
悪路を走ることを想定しているので、アスファルトには向かないという結論です。
逆に一般的なランニングシューズで山道を走ると、不整地路だとシューズが全くグリップせず使えません。
一長一短があることを再認識しました。
余談:寒い日の防風性能について
所有している アディダス テレックス ゴアテックス トレイルランニングシューズで冬場に何度か使用しましたが、普通に指先に寒さを感じましたので、レインウェアと比較して防風性能はそこまで高くないと感じました。
ランニングシューズよりは通気性は低く防風機能は高いといえますが、一般的なスニーカーと同等レベルの印象で過度な期待は禁物です。
夏の雨の日や梅雨時期に着用しましたが、シューズ内で足が不快感になるような印象はありませんでした。
防水機能のメンテナンスについて
ニクワックス(NIKWAX) TXダイレクトスプレー 【撥水剤】 EBE016を購入してスプレーしています。
超撥水ということはありませんが、シューズ内に水が侵入してくることはないので満足しています。
レインウェアにも使用していますが、同様に撥水はあまりしませんが雨水が侵入してこないので満足しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、「ゴアテックス スニーカーは長靴代わりになるか?」一年間使用してみて耐水・防水性能に関して感じたことを記事にしてみました。
結論:個人的にはGORE-TEXスニーカーを長靴代わりとして利用しています。
→ トレイルランニングシューズであれば、スノーシューズ代わりとしても使えます。
個人的な評価となりますが、防水性能は高いのでレインブーツの代わりとして重宝しています。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。