ADIDAS ADIZERO SL2 自費購入! 性能は?初代との違いは?比較します【レビュー・PR】

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目次

初代ADIZERO SLも愛用中です。

練習用のメインシューズとして使用しています。


厚底でもなければ薄底でもないので、中底とでも表現すべきでしょうか。

初代ADIZERO SLの特徴

・ミッドソールが硬めなので接地感覚が分かりやすい!
・筋肉量少なめのピッチ系フォアフットランナーに特におすすめ!
・過剰過ぎない反発力と軽量モデルなので初心者からエリートランナーまでおススメ!
 → 新谷仁美選手もSLを練習用で愛用しています。

超がつくお気に入りのシューズなので、本ブログでも何度も記事にしており、レビューも書いています。

特徴などについては↓の関連記事を見ていただけるとよさが伝わってくると思います。



そして、2024年6月1日に満を持して新作であるADIZERO SL2が発売開始となります!

ショップで着用してきた感想を含めつつ、現時点で分かっている情報を基に記事にしていきます。

価格やスペックを初代SLと比較

本家サイトなどを参考に初代と比較したスペックシートを作成してみました。

スクロールできます

ADIZERO SL2

初代ADIZERO SL
定価14,300円14,300円
重量232g(27.0cm)実測値222g(25.5cmワイド)240g(27.0cm)実測値216g(25.0cm)
厚さかかと部分36mm、前足部26mmかかと部分33.5mm、前足部24.5mm
ドロップ10mmドロップ: 8.5mm
ミッドソール素材LIGHTSTRIKE PRO / LIGHTSTRIKE2.0
前足部~中速部あたりサンドウィッチ形状
LIGHTSTRIKE PRO / LIGHTSTRIKE
前足部のみ
各製品の比較

性能面比較結果①:初代より厚底へ進化

踵部は初代が33.5mmに対して、SL2では36mmと2.5mm厚くなりました。

前足部は初代が24.5mmに対してSL2では26mmと1.5mm厚くなりました。

ドロップは初代が10mmに対して8.5mmになりました。

厚底化によって、唯一無二だったダイレクトな接地感覚と衝撃吸収性の両立が気になっていました。
 → 実走してみた印象としては、やや接地感覚は薄れたものの衝撃吸収性は大幅に向上しています。

性能面比較結果②:初代よりLIGHTSTRIKE PROの採用範囲が広がりました。

初代は前足部のみだったのに対して、SL2は前足部から踵まで全体的広がった印象です。
 → ボストン12と比較して、LIGHTSTRIKE PROの採用面積が少ないためSLの良さを残して性能アップした印象があります。

性能面比較結果③:初代よりさらに軽量へ進化

初代 240g(27.0cm)
SL2 232g(27.0cm)

LIGHTSTRIKE PROの範囲が広がったことによって、8gの軽量化ができたということですね。

私の手持ちで実測してみました。

前作は25.0cmで216gでした。※インソールを薄いものに変えてあるので実際は225g程度と予想
25.5cmワイドなので6gプラスなのは許容範囲です。

厚底化されたにも関わらず、軽量化もされたという点は大きく評価しできるポイントです。


反発性の向上よりも、初代の接地感覚が好きなので、この辺がどう変わったかが気になりましたが、実際に着用した印象では、過剰な反発ではなく、エリートランナーの練習用または初心者ランナーが快適に走れる程度に味付けされている印象です。

LSDに使用するよりも、軽量さと反発性を生かしたテンポアップ走に向いていると感じました、

弾ませるシューズならボストンがあるので、SLでは接地感覚を重要視していたので思ったより損なわれておらず安心しました。

性能面比較結果④:アッパーのメッシュが変更

ADIZERO SL2で採用されている「エンジニアードモノメッシュ」は旧作と比較して、薄くメッシュの穴の数が増えました。

実物に触れてみて感じたことは、初代SLと比較してアッパー生地が軽く、通気性の良さを感じました。

メッシュが薄くきめ細かい生地で通気性が向上したことで暑い時期のランニングにおいて快適さが大幅に向上しております。

フィット感も特に不満を感じることはありませんでした。

ADIZERO SL2のサイズ感について

25.5cmワイドを購入しましたが、好印象でした。

SLはアディオスプロ3と比較するとやや細めで作りが小さいです。

SL2購入時には悩みましたが、ワンサイズ大きめにしてワイドにしてみましたが、ジャストフィットでした。

初代ADIZERO SLも25.0cmだと少し小さいと感じていたので、SLユーザーであれば、SL2も同じサイズを購入で問題ありません。

参考に私が着用しているランニングシューズのサイズを書いておきます。
・アディダス アディオスプロ 25.0cm
・アディダス ボストン12 25.0cm(ワイド)
・プーマディヴィエイトニトロ(初代)25.5cm
・プーマファストアールニトロ(初代)25.5cm
・ナイキ ヴェイパーフライネクスト%2 26.0cm
・ナイキ ヴェイパーフライネクスト%3 25.5cm
・アシックス メタスピードスカイ 25.5cm
・サッカニーエンドルフィンプロ2 25.5cm
・ニューバランススーパーコンプエリートV4 25.5cm
・ホカ オネオネ シエロ エックス1 25.5cm

ADIZERO SL2のミッドソールについて

LIGHTSTRIKE PRO / LIGHTSTRIKE 2種類のミッドソールが採用されています。

LIGHTSTRIKEの間にLIGHTSTRIKE PROがサンドウィッチ上に挟んであります。



LIGHTSTRIKE PROは、比較的柔らかく高反発な素材となります。

LIGHTSTRIKEはやや硬めであるものの、安定性と衝撃吸収性が高い素材です。

初代では前足部のみでしたが、採用範囲が広がったことによる部分を不安視していました。

LIGHTSTRIKE PROは高弾性である分、踏み込んだ際に安定感が損なわれるのではないかと感じていました。

樹脂製エナジーロッドなしのボストン12になってしまったのではないかと感じていたからです。

実際に着用してみて、それは杞憂に終わりました。

詳細は採点内容に記載します。

①衝撃吸収性

9.2点
初代では、衝撃吸収性と安定性が一緒でしたので参考にならないかもしれませんが…

衝撃吸収性はかなり高めです。

LIGHTSTRIKE PROの採用範囲が広がったことによって、着地時の衝撃を全体的に受け止めてくれます。

特にミッドフット付近と、かかと部分の厚みが増した部分に関しては顕著に衝撃吸収されてる印象があります。

フォアフット着地の際は、初代SLと比較してやや柔らかさを感じますが、中足部や踵と比較すると硬めです。

変に柔らかくなっていないか心配していましたが、杞憂に終わって安心しました。

②安定性

8.5点

フラット着地、踵着地での安定性はやや落ちました。

LIGHTSTRIKE PROの柔らかい素材がサンドウィッチ状に挟まっているため仕方ありません。

しかし、前足部は衝撃吸収性でも書いたようにやや硬めであることから、そこまで安定性に損なわれているわけではありません。

柔らかくした場合、アウトソール幅が広ければ安定性は損なわれませんが、SL2はそこまで幅広ではありませんが安定性は抜群です。

軽量性を重視のセッティングしつつ、安定性もきっちり感じるシューズです。

③反発性・推進力

8.5点

厚底化+LIGHTSTRIKE PRO採用範囲が増えたことによる最大の恩恵が反発性と推進力の向上です。

SL2にモデルチェンジしたことによる最大の進化ポイントです。

どのような着地でも癖なく反発するシューズになりました。

初代では硬さが際立ったシューズでしたが、一皮剝けて柔らかさを感じるようになったので、サブフォーあたりのレベルであればフルマラソン本番で使えるシューズへと変化しました。

初代から感じることですが、強烈な反発力や推進力があるようには思えないのに、ピッチを上げやすいシューズに仕上がっています。

筋肉量が少なめで体幹が弱めでも、バランスが高次元に高いシューズなので単なる練習用の枠と越えて初心者ランナーの決戦用シューズとしても使えるレベルまで進化したと感じました。

④耐久性・寿命

9点(暫定)

初代SLの耐久性もとても高いと感じました。

SL2にモデルチェンジしたことで、よりアウトソールの形状が外側と内側でパターンが変わったことにより耐久性が高くなっているように感じます。

まだ、数回しか走っていませんのでもう少し履きこんだら改めて評価します。

⑤グリップ

9.5点暫定)
上位モデルのアディオスプロ3よりSLのグリップ力の方が気に入っています。

ボストン12のグリップも好きでしたが、コンチネンタルラバーは硬めに感じていました。

ここに好き嫌いが分かれますが、管理人はSLのアウトソールの方が好みで地面を吸いつくようにグリップする点がお気に入りです。

着用してみて、初代のグリップ性能よりやや硬度はましたかと思いましたが、コンチネンタルラバーよりも柔らかさが残っているので好みでした。

総合点44.7点/50点満点

暫定な部分もありますが、改めて良いシューズだと感じました。

モデルチェンジして良かった点

◎軽量化されたことによって軽快感が向上
◎アッパーが薄くなったことによる通気性の向上
◎フラット着地、踵着地では大幅に衝撃吸収性が増した。

モデルチェンジして残念な点

×抜群だった安定性がやや薄れた
×薄底のようなダイレクト感と接地感がやや薄れた。

管理人の主観ですが…

練習用シューズは足作りに使用するため、過剰な反発性や推進力は不要と考えています。

初代SLは、管理人の足作りにピッタリな一足でした。

SL2にモデルチェンジしてして正常進化なアプデと一般的な解釈とされていますが、よりレース用に近づいたとは感じるものの、練習用シューズとしてはギリギリ使えるレベルかなと感じました。

言い方を変えると、それだけレースにも使えるレベルで性能が向上したと受け止めていただいてよいでしょう。

他社ライバルシューズとの比較

比較対象

基準:プレート非内蔵であること、価格帯に大幅に差がないこと、軽量性があること

①.NEWBALANCE FUELCELL REBEL V4
②.PUMA(プーマ)VELOCITY NITRO 3 

NEWBALANCE FUELCELL REBEL V4との比較

・REBEL V4の実測重量は178g(25.5cm)とADIZERO SL2と比較して44g軽量
・厚さ 踵部39mm、つま先33mmと とADIZERO SL2と比較して厚底
・価格 FUELCELL REBEL V4の方がやや高額
・総合評価:価格差はあるがスペック上では価格差以上に実走してみてREBEL V4に軍配が上がる。デザインは個人的にはSL2の方がカッコよく、普段履きにも使える。 

PUMA(プーマ)VELOCITY NITRO 3 との比較

・VELOCITY NITRO 3 の重量は264g(27.0cm)とADIZERO SL2とカタログスペックを比較して32g重い
・厚さ 踵部36mm、つま先26mmと とADIZERO SL2と比較して同等
・価格 ほぼ同等
・総合評価:ほぼ同スペックだが、ADIZERO SL2の方が軽量感と安定性が違うので個人的にはお気に入りデザインはSL2の方が個人的にはカッコよく、普段履きにも使える。 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回はADIZERO SL2が2024年6月1日に販売されましたので、記事にしてみました。

ADIZERO SL2のポイント

〇初代と比較して厚底へ進化
◎厚底化したが、初代より軽量化されている
◎LIGHTSTRIKE PROの採用面積が増えており、衝撃吸収性と反発性が向上しました。
×一方で安定性と接地感が薄れたが受け止められる範囲

管理人としては、厚底化したことで初代の持ち味だった接地感が多少薄れたことが少し残念です。

そこまで接地感と安定性が落ちたわけではなく、許容範囲内なのでSL2を購入予定です。

レビュー動画を拝見させていただきましたが、ポジティブな感想を書かれていることが多いです。

反発性と衝撃吸収性が向上したことを評価するランナーは多いです。

たしかに私もそこに関しては同様に感じています。

レース用だったり、ポイント練習用の位置づけなら良いけどデイリートレーナーとしての足作りという点だと初代のように接地感や安定性が優れたほうが個人的には好みではあります。

軽いのでピッチを上げやすく、心肺を追い込む練習に使用しています。

ボストン12にやや近づいたように感じますが、LIGHTSTRIKE PROの比率は比較すると少ないので体幹が低いランナーでも問題なく使えます。

初代の良さは薄底に近い感覚で走れつつ、衝撃吸収性が高く足にやさしいシューズでしたのでその持ち味の良さが残されていたので安心しました。

一般的なデイリートレーナーとして、SL2がおススメです。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

名前:るっく
年齢:50代
職業:会社員(SE)
ラン以外の趣味:ロードバイク・資産運用・節約
PB(フル) 2時間57分(2016年板橋Cityマラソン)
PB(ハーフ)1時間21分(2016年新宿ハーフマラソン)
ランニングシューズやグッズ、ロードバイク用品などなんでも忖度なしでレビュー記事を書きます。
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