ナイキの定番ランニングシューズがアップデート!
管理人はペガサス系だと過去に35とペガサスターボを使用しました。
特にペガサスターボは名品と思えるシューズで、4足履き倒した経験があります。
クッションの柔らかさと優れた反発性でお気に入りの一足でした。
ペガサスターボがあまりにもお気に入り過ぎて、ノーマルのペガサスは反発性能に不満があったので、購入を見送っていましたが、今回は久々にどのくらい性能が向上されているか試したくなりましたので調査してみました。
NIKE ZOOM PEGASUS 41の特徴
〇最新ReactXミッドソールはZoomXと比較して硬めなので、接地感覚が分かりやすい!
◎アッパーに採用されているエンジニアードメッシュが軽量化された。
→ 着用してみましたが、包み込むようなフィット感は同価格帯の中でも秀逸!
△フラット、踵着地であれば、初心者からエリートランナーまでおススメ!
×フォアフット着地の場合は、前足部はかなり薄めで硬さを感じた
ナイキ契約のアスリートの皆さんもジョグ用として支持されています。
ライバルメーカの競合として挙げられるのは以下のシューズです。
比較対象①ノヴァブラスト4
比較対象②NewBalance Fuelcell REBEL V4
比較対象③Adidas ADIZERO SL2
他にも競合商品がありますが、現時点で主要シューズメーカとして挙げられる製品を比較対象としました。
価格やスペックを他社製品と比較
本家サイトなどを参考に初代と比較したスペックシートを作成してみました。
ペガサス41 | ノヴァブラスト4 | REBEL V4 | Adizero SL2 | |
---|---|---|---|---|
定価 | 16,500- | 15,400- | 16,500 | 14,300- |
重量 | 297g(28.0cm) | 260g(27.0cm) | 200g(27.5cm) | 232g(27.0cm) |
厚さ | かかと部分31mm、前足部21mm | かかと部分39.5mm、前足部31.5mm | かかと部分40mm、前足部36mm ※不明のためSuperCompElite V4スペックから流用 | かかと部分36mm、前足部26mm |
ドロップ | 10mm | 8mm | ドロップ: 6mm | 10mm |
ミッドソール素材 | Air Zoomユニット2つ / ReactX | FF BLAST PLUS ECO | Fuelcell / PEBAX | LIGHTSTRIKE PRO / LIGHTSTRIKE2.0 |
重量で優劣をつけていますが、参考にしていただけると幸いです。
比較結果①:重量からズームペガサス 41を評価
他社シューズとの比較ですが、ペガサス 41は最も重いモデルという判断ができます。
ややサイズ差はあるものの、重量は重めであることが分かりました。
実際に手に取ってみましたが、他社シューズと比較して重さは感じました。
ノヴァブラスト4やFRESHFOAM 1080 V13あたりと同じくらいかと感じました。
比較結果②:厚さからズームペガサス 41を比較
かかと部分31mm、前足部21mmというスペックから見ると、厚底でも薄底でもないいわゆる中底モデルといえます。
管理人が所有している中底トレーニングシューズの中で近似値でみると、ADIZERO 初代SLが該当します。
しかし、大きな違いは重量という点です。
初代SLの重量は27.0cmでカタログ値240gということは、50g近くペガサス41は重いということになるので大きな重量差になります。
・安定感が高め
・接地感覚が分かりやすい
・軽量なのでピッチを上げやすい。 →ペガサス41は重いのでピッチを上げにくい
ペガサス41も着用してみて同様の特徴があると感じましたが、大きなマイナス点としては重さです…
中底シューズは軽量であることが重要で、接地感と安定感が高いことから次の一歩を踏み出しやすい点が厚底にはない特徴です。
Adizero SLはピッチを上げやすいのですが、ペガサス41の場合重量が重い点が引っ掛かります。
前足部にはエアポッドが内蔵されているため、反発も期待していましたが想像以上に反発は感じられません。
安定感と接地感は良いけど、軽快感を感じられない点が残念でした。
中底シューズの醍醐味の半分が失われた印象です。
NIKE Zoom Pegasus 41のサイズ感について
25.5を履いてみましたが、ジャストフィットでした。
少し前のナイキのシューズは作りが小さい印象でしたが、ヴェイパーフライネクスト%3あたりからは他社と合わせている印象です。
参考に私が着用しているランニングシューズのサイズを書いておきます。
・アディダス アディオスプロ 25.0cm
・アディダス ボストン12 25.0cm(ワイド)
・プーマディヴィエイトニトロ(初代)25.5cm
・プーマファストアールニトロ(初代)25.5cm
・ナイキ ヴェイパーフライネクスト%2 26.0cm
・ナイキ ヴェイパーフライネクスト%3 25.5cm
・アシックス メタスピードスカイ 25.5cm
・サッカニーエンドルフィンプロ2 25.5cm
・ニューバランススーパーコンプエリートV4 25.5cm
・ホカ オネオネ シエロ エックス1 25.5cm
ズームペガサス 41のミッドソールについて
Air Zoomユニット / ReactX
ReactXフォームがメインで、前足部はAir Zoomユニットが内蔵されています。
ReactXフォームは改良されて、反発力が13%向上されているそうです。
前作と比較してみましたが、ReactXになったことで柔らかさは向上していると感じました。
アルファフライなどで採用されている、ZoomXフォームと比較すると、やや硬めで反発力はそこまで高くはない印象です。
他社と比較すると、ノヴァブラスト4に採用されている「FF BLAST PLUS ECO」に感触としては似ています。
フラット、踵着地であればミッドソールの恩恵を感じられます。
中底シューズであれば、少し硬めの方が走りやすいのでミッドソール素材の選択としては間違いはありません。
①衝撃吸収性
3点
フラット、踵着地であれば衝撃吸収性は高いと感じました。
しかし、管理人はフォアフットランナーなので、試してみた際に失望しました。
衝撃吸収性は低いと言わざるを得ません。
過去に所有していた薄底シューズに似た印象でした。
陸上のトラックを主戦場とするなら、この薄さは練習用として良いです。
しかし、ロードで走ることがメインだともう少し前足部に厚みがあっても良いのではと感じました。
②安定性
9点
中底シューズだけあって、安定性は抜群です。
厚みがあるフラット着地、ヒールストライクの場合はすこし安定性に欠けますが、フォアフット着地の場合は軸がぶれてもシューズが補正してくれる感覚があります。
他社シューズと比較しても薄底に近い感覚を得ることができるので、安定性は非常に良いと評価します。
③反発性・推進力
3点
フラット着地、ヒールストライクであれば、ReactX反発力は感じられます。
しかし、つま先で着地した瞬間に失望に変わりました。
ほぼ反発や推進力を感じられません。
例えば、ADIZERO SL(初代)もやや硬めではあるものの軽量なので足運びが軽快ですが、ペガサス41にはそれを感じられません。
正直な評価をしてがっかりしました。
④耐久性・寿命
8点(暫定)
ナイキのシューズの中ではペガサスは寿命が長いです。
35を所有していたころは、400km程度使いました。
耐久性には不満はありませんでしたが、反発性などが他社シューズの方が気に入っていたので処分したことを思い出しました。
⑤グリップ
8点(暫定)
ナイキのシューズはどれもグリップ性能は高いです。
過去に所有していたシューズでも不満に感じることは一度もありませんでした。
総合点31点/50点満点
点数からも残念な評価となりました。
◎アッパーのフィット感、通気性含めて他社シューズと比較して秀逸
〇薄底シューズ並みのダイレクトな接地感覚
×重さが気になる。
×フォアフット着地の場合は反発性と推進力が感じられない
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はNIKE ZOOM PEGASUS 41が2024年6月5日に販売されたので記事を書きました。
・前作と比較してミッドソール素材の改良などの正常進化版
・中底シューズだが、重量が重いのが気になる
・お世辞にも買いは推奨できない。
管理人としては、ペガサスターボが好印象だったので、それ以上の性能は期待できないので購入予定はなし。
接地感と安定感は良かったので、アップシューズとしての使い道ならアリ
陸上競技をしていてトラックを主戦場にしている選手ならおススメしますが、ロード用の練習シューズとしては他社をおススメします。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。