先日ショップに行った際に気になるシューズがあったので着用してみました。
アンダーアーマーのエリートモデル「ベロシティーエリート2」です。
色々なハイエンドランニングシューズを着用しましたが、独特の感触でしたので記事にしてみることにしました。
アンダーアーマーのエリートシューズは初着用！
通勤用のシューズは実はアンダーアーマーチャージドブリーズを使用中です。
ベロシティーエリート2の存在は知っていましたが、着用する機会がありませんでした。
ショップで他のシューズを物色していたのですが、お目当てのシューズが見当たらなかったので、ベロシティーエリート2を着用することにしました。
・1.2mm厚のカーボンは屈曲性が高い（硬め）
・ミッドソールは他社より硬め
→ ADIOSPRO3やハイペリオンエリート4と似た印象
・フォアフットで着地した際の感触は独特
・ストライド系ランナー向け
・ミッドフット着地ランナー向け
ライバルとして挙げられるのは以下のシューズです。
比較対象①NIKE ALPHA FLY3
比較対象②ASICS METASPEED SKY PARIS
比較対象③ADIDAS ADIOSPRO3
価格やスペックを他社製品と比較
本家サイトなどを参考に比較したスペックシートを作成してみました。
UA ベロシティーエリート2 |  アルファフライ3 |  METASPEED SKY PARIS |  ADIZERO ADIOS PRO3 | |
|---|---|---|---|---|
| 定価 | 26,400円 | 39,655円 | 27,500円 | 26,400円 |
| 重量 | 227g（25.0cm | 202g（27.0cm） | 185g（27.5cm）実測160g（25.0cm） | 215g（27.0cm）実測191g（25.0cm） |
| 厚さ | かかと部分39.5mm、前足部37.5mm | かかと部分40mm、前足部36mm | かかと部分39.5mm、前足部34.5mm | かかと部分39.5mm、前足部33mm |
| ドロップ | 2.5mm | 8mm | ドロップ: 5mm | 6.5mm |
| ミッドソール素材 | BIO PEBAX/SUPER CRITICAL FLOW/カーボンプレート（1.2mm） | ZoomX/Air Zoomユニット2つ/カーボンプレート | FF TURBO PLUS / カーボンプレート | LIGHTSTRIKE PRO / ENERGYROD（カーボン） |
比較結果①：重量からUA ベロシティーエリート2を評価
ゼビオさんの商品ページに25.0cmで227gとの記載がありました。
カタログスペックだけで見ると、近似値はFAST-Rニトロエリート2となります。
手に持った印象は、エリートモデルにしては少し重い印象です。
管理人は筋肉量が少ないため、軽量モデルを好みます。
比較結果②：厚さからベロシティーエリート2を比較
レーシングモデルで2.5mmドロップは、比較できる他社製品はありません。
フォアフットでも厚みがあるはずなのに、実際に着地をしてみると厚みを感じません。
BIO PEBAXは柔らかめのはずなのに、1.2mmと極厚のカーボンが抵抗しているように感じます。
UA ベロシティーエリート2のサイズ感について
25.5cmでぴったりでしたので、他社のエリートシューズとほぼ同じです。
参考に私が着用しているランニングシューズのサイズを書いておきます。
・プーマディヴィエイトニトロエリート3 25.5cm
・プーマファストアールニトロ2 25.5cm
・アディダス アディオスプロ3 25.0cm
・アディダス ボストン12 25.0cm（ワイド）
・アディダス アディゼロSL2 25.5cm
・ナイキ ヴェイパーフライネクスト%2 26.0cm
・ナイキ アルファーフライ3 26.0cm
・ナイキ ヴェイパーフライネクスト%3 25.5cm
・アシックス メタスピードスカイ 25.5cm
・サッカニーエンドルフィンプロ2 25.5cm
・ニューバランススーパーコンプエリートV4 25.5cm
・ホカ オネオネ シエロ エックス1 25.5cm
UA ベロシティーエリート2のミッドソールについて
・BIO PEBAX
・SUPER CRITICAL FLOW
・カーボンプレート（1.2mm）
BIO PEBAX
上段に採用されているミッドソール素材です。
PEBAX自体は色々なシューズに採用されています。
HOKA CIELO X1 FUELCELL SUPERCOMP ELITE V4にも採用されています。
柔らかい感触のはずなのですが、ベロシティーエリート2ではその柔らかさをあまり感じません…
反発は感じられますが…
カーボンプレート（1.2mm）
極厚のカーボンプレートは、並大抵の走力のランナーでは使いこなせません。
先日、着用したBROOKS ハイペリオンエリート4でも同じ感覚でしたが、軽く着地をしてもシューズに跳ね返されてしまいます。
かなり力強く着地ができないと使いこなせそうにありません。
SUPER CRITICAL FLOW
下段と踵部に採用されているアウトソールと一体型のミッドソールです。
安定感と耐久性高めるために比較的硬めの感触となっています。
アディダスのLIGHTSTRIKE2.0に似ているかなと感じました。
アディダスのアディオスプロ3やハイペリオンエリート4と似ているのですが、前足部に厚みがあります。
低ドロップなのでフォアフットよりもフラット着地の方が市民ランナーだと合わせやすいです。
フォアフットだとカーボンプレートの硬さに振り回されます。
かなりストライド型のランナー出ないと使いこなせないでしょう。
じゃじゃ馬なシューズだなと感じました。
反発力と推進力の強さはトップクラスなので武器となるでしょう。
①衝撃吸収性
3点
BROOKS ハイペリオンエリート4と同様低めの評価となりました。
管理人の走力では硬くて衝撃吸収性は感じられません。
筋力が低いとミッドソールに跳ね返されます。
アスファルトの硬さとミッドソールやカーボンプレートの硬さが返ってくるので高いとはお世辞にも言えません.
②安定性
8.5点
SUPER CRITICAL FLOWが硬めなので、その点では安定性はあります。
アウトソールと一体型なので、着地時にぶれる感覚は感じられません。
エリートモデルの中では安定性は高めです。
③反発性・推進力
9.8点
私には使いこなせませんが、反発力と推進力は管理人が知る限りは最強です。
ハイペリオンエリート4でも感じましたが、ベロシティーエリート2の最大のセールスポイントは間違いなく反発力と推進力でしょう。
他社のトップクラスのシューズと比較してもそん色は全くありません。
但し、筋肉量が少ないランナーがベロシティーエリート2を履くと筋力消費が激しく疲れるし、前にも進まないシューズというレッテルと張られることでしょう。
④耐久性・寿命
6点（暫定）
SUPER CRITICAL FLOWはアウトソール一体型となっているので、耐久性は低そうだと感じました。
レース用シューズと割り切れば、耐久性よりも性能を重視したシューズなのだろうと感じました。
⑤グリップ
8点（暫定）
着用した印象ではネガティブな印象は受けませんでした。
溝がしっかりとあるので、雨の日もグリップしてくれそうです。
総合点35.3点/50点満点
管理人低めの評価となってしまいました
衝撃吸収性がこれまで着用したシューズの中でも最低点と評価したところでしょうか。
逆に反発性と推進力は最高点タイなので、両極端な印象です。
特別加点するとしたら、アッパーの通気性の良さは感じました。
モノメッシュアッパーなのですが、通気性はかなり良さそうです。
ニットアッパーと比べて汗を吸わない素材なのも良いと思いました。最高点と評価できるポイントです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
アンダーアーマー UAベロシティーエリート2をショップで着用してみたので記事を書きました。
・衝撃吸収性は低いが、反発性と推進力は最強クラス
・ドロップは2.5mmと前足部に厚みがあるが、フォアフットではなくフラット着地で履くシューズという印象
・ストライドランナー向け
・反発性と推進力に振り切った印象
・アッパーの通気性は最高に良いので暑いレースにも使える！
管理人は、購入予定はありません。
理由は簡単で使いこなせる走力ではないからです。
筋肉量が少なめのピッチ系なので合いませんでした。
逆にストライド系ランナーさんであれば良いと思います。
個人的にはフォアフットで爆発的な推進力を求めるならPUMA FAST-R NITRO ELITE2にしますかね…
ミッドフットでストライド系ランナーであれば、おススメの一足となりそうです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
