厚底ランニングシューズブームの火付け役がナイキです!
ヴェイパーフライが販売される以前のランニングシューズは薄くて軽量であることが重要視されていました。
反発や衝撃吸収性は二の次でした。
ブランドに至っては、アシックスの一強時代が長く続きました。
その牙城を一気に崩したのが、ナイキのヴェイパーフライでした。
そこから、現在に至るまで業界の先端リードしています。
はじめてヴェイパーフライを履いた時の衝撃と感動は今でも忘れられません。
多くの市民ランナーさんでもPBを大幅に更新されたのは最新テクノロジーが搭載されたシューズだったからこそです。
今回はナイキのシューズの特徴を管理人の独断と偏見で記事していきます。
2024年ナイキシューズの特徴
過去モデルと比較して、反発力・推進力は控えめに誰でも扱いやすくするような設計になっていると感じています。
初期のZoomXは新品状態だと反発力と推進力はずば抜けていましたが、性能低下が早かったのも事実です。
また、安定性が低くエリートランナー向けだと感じていました。
昨今はこの辺のチューニングがされたお陰で耐久性と安定性が向上し一般ランナーでも扱いやすくなったと感じる分、かつての反発力と推進力重視ではなくなった印象が否めません。
採点基準
普段のシューズレビューと同様各項目10点満点で評価していきます。
基準は普段のシューズレビューと同様以下の項目で判断していきます。
①衝撃吸収性
②安定性
③反発性・推進力
④耐久性・寿命
⑤グリップ
・アルファフライ
・ヴェイパーフライ
・ペガサス41
管理人の感じた基準で採点していきます。
①衝撃吸収性
6点
安定性を向上させるには、衝撃吸収性が犠牲になってしまうのは仕方ないところでしょう。
以前のようなマシュマロのようなクッション性は感じられません。
・アルファフライ3:衝撃吸収性はかなり高い
・ヴェイパーフライネクスト%3:過去モデルと比較して硬く感じる
・ペガサス41:ReactXは過去モデルと比較してフラット着地や踵着地では柔らかさを感じますが、前足部は薄くなりすぎていてクッションを感じられない。
②安定性
9点
他社のシューズと比較しても安定性は非常に高くなりました。
初期のヴェイパーフライはこの点が圧倒的に欠けていましたが、安定性を向上させてからは、他の機能面での低下を感じるようになりました。
・アルファフライ3:過去モデルと比較して大幅に向上
・ヴェイパーフライネクスト%3:過去モデルと比較して大幅に向上
・ペガサス41:過去モデルと比較して向上
③反発性・推進力
7点
他社の最新シューズと比較すると低下は否めません。
アルファフライに関しては、最上位クラスですが、ヴェイパーフライとペガサス41は過去と比べると反発力も推進力も落ちたように感じます。
・アルファフライ3:過去モデルと比較して向上
・ヴェイパーフライネクスト%3:過去モデルと比較して大幅に低下
・ペガサス41:過去モデルと比較して変わらず
④耐久性・寿命
7点
ヴェイパーフライネクスト%3しか所有しておらず、アルファフライやペガサス41は着用レベルで感じたことなので、参考としてください。
耐久性に関しては、過去のエリートモデルはミッドソール素材ZoomXの性能低下が著しく速く耐久性が低いと評価しておりましたが、最近のモデルではその点が改善されたように感じます。
ヴェイパーフライネクスト%3は所有しておりましたが、ミッドソール素材の性能低下より、アウトソール摩耗による性能低下だと感じました。
・アルファフライ3:過去モデルと比較して向上
・ヴェイパーフライネクスト%3:過去モデルと比較して向上
・ペガサス41:過去モデルと比較して変わらず(元々の耐久性が高い)
⑤グリップ
8点
ヴェイパーフライネクスト%3しか所有しておらず、アルファフライやペガサス41は着用レベルで感じたことなので、参考としてください。
・アルファフライ3:過去モデルと比較して変わらず
・ヴェイパーフライネクスト%3:過去モデルと比較して変わらず
・ペガサス41:過去モデルと比較して変わらず
総合点37点/50点満点
厚底初期のナイキのシューズは、性能面に特化した印象がありました。
現在はマイルドになりながら、トータルバランスが優れたシューズへと進化した印象です。
良いシューズであることは間違いありませんが、尖った部分が失われたような気がします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はメーカ別ランニングシューズの特徴を徹底分析ナイキ編ということで記事にしてみました。
・衝撃吸収性、反発・推進力は、過去モデルと比較して控えめになった。
・安定性、耐久性は過去モデルと比較して大幅に向上した。
・万人受けするシューズになった。
・性能面で尖った点がマイルドになった。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。