管理人は、ADIZERO SL2推しです。
アディダスのランニングシューズはモデルによって当たりハズレがハッキリしています。
アディオスプロは2は好きでしたが、アディオスプロ3は最初は気に入ってましたが走る度に違和感が出てきて、最終的には知人に譲りました。
PRIME Xはレース用として使うくらいお気に入りでしたが、最新作のPRIME X2 Strungは重くなってしまい、レース用として使用するには管理人の走力では厳しくなりました。
スーパーシューズであることは間違いないのですが…
管理人はADIDASのシューズの中ではSLが特にお気に入りで、短めの距離を走る際に使用しています。
SL2が新たにリリースされましたが、着用した感じではBOSTON12よりも硬めでクセがないのでイチオシです。
ADIOSPRO EVO1のような尖ったシューズをリリースしてくれるので、シューズメーカーとしてはお気に入りです。
TAKUMI SENシリーズは当たり外れがなくおススメできる一足です。
2024年アディダスシューズの特徴
他社と比較して細かく性能分けされたランニングシューズがリリースされているので、どれを選んで良いか分かりにくいブランドでもあります。
迷ったらADIZEROシリーズを選べば間違いありません。
中でもシューズの特徴が異なる以下のシューズで分析することにしました。
ADIOSPROシリーズ:フラッグシップモデルではあるが、さらに上位にPRIME XやEVO1がありますが、普通に購入できるレベルのフラッグシップモデルという位置づけです。
※ADIOSPROの新作が出た場合は本記事を更新予定です
TAKUMI SENシリーズ:大阪マラソン2024で優勝選手である平林清澄選手が着用したことで再注目を浴びているシューズ
ADIZERO SLシリーズ:デイリートレーナーとして幅広い層に使えるシューズ
過去モデルと比較して、全体的にナイキと同様に扱いやすさが向上しているように感じます。
アディオスプロ3は、ピッチ走法向けですが、スイートスポットで走ることができればストライド走法でも強い味方となるハイエンドモデルと感じています。
前作の方が個人的には反発性と推進力は高いと感じています。
TAKUMI SENに関しては、9を所有しており、厚底シューズと比較するとやや薄い構造ですが、着地した際に柔らかいLIGHTSTRIKE PROの感触と適度な推進力に軽量さがプラスされて、フルマラソンでも扱いやすいシューズということが証明されました。
ADIZERO SLはSL2にバージョンアップされたことで正常進化されました。さらに軽量となっただけでなく、旧作では前足部のみLIGHTSTRIKE PROが採用されていましたが、全体的にLIGHTSTRIKE2.0と挟むように幅広く採用されました。
思ったよりLIGHTSTRIKE PROの癖が出ていないいい感じの仕上がりになっていると感じました。
ファンラン重視であれば、SUPER NOVA シリーズもあります。
RISEは前足部が薄めなので、フラット着地または踵着地であればおススメです。
PRIMAは前足部に厚みがあるのでフォアフットランナーにおススメです。
ADIDASは推しブランドの一つなので、語ったらキリがありませんw
採点基準
普段のシューズレビューと同様各項目10点満点で評価していきます。
基準は普段のシューズレビューと同様以下の項目で判断していきます。
①衝撃吸収性
②安定性
③反発性・推進力
④耐久性・寿命
⑤グリップ
採点対象シューズ
管理人の感じた基準で書いていきます。
①衝撃吸収性
7点
アディオスプロ3は個人的に衝撃吸収性が高いとはいえません。
前作アディオスプロ2の方が安定性が低かったですが、LIGHTSTRIKE PROが柔らかく感じます。
3では前足部の厚みが薄くなった分、幅広になったことが原因に感じます。
タクミセンはアディオスプロと比較して薄い割には柔らかさを感じることができます。
EnergyRodsが樹脂製で扱いやすいからかもしれません。
ADIZERO SLは硬めなのですが、走ってみるととても扱いやすいです。
早めのJOGで利用することが多いのですが、疲労感が少ないです。
・アディオスプロ3:過去モデルと同様衝撃吸収性は低い
・タクミセン10:過去モデル同様衝撃吸収性は高い
・ADIZERO SL2:過去モデルと比較して衝撃吸収性は高い
ナイキやアシックスのシューズと比較すると衝撃吸収性は高いです。
②安定性
8点
アディオスプロ3やSLは安定性が非常に高いです。
タクミセンに関してはやや不安定に感じます。
旧シリーズの感触に近いからかもしれません。
・アディオスプロ3:過去モデルと比較して安定性は大幅に向上
・タクミセン10:過去モデル同様安定性は低い
・ADIZERO SL2:過去モデルと比較して安定性は高い
③反発性・推進力
7点
アディオスプロとボストン系の反発性と推進力が好みではありません。
PRIME Xやタクミセン、SLは好みなのですが、なぜかボストンやアディオスプロは好みから外れています。
ミッドソールのせいなのか、EnergyRodsのせいなのか分かりません。
・アディオスプロ3:過去モデルと比較して反発性と推進力は低下
→ 幅広になり安定性は向上しましたが、ミッドソールが前足部で薄く、エナジーロッドの屈曲性が高いのでエリートランナーレベルの走力が必要
・タクミセン10:過去モデル同様程よい反発性と推進力
・ADIZERO SL2:過去モデルと比較して反発性、推進力は向上
→ 前作の硬い感触は薄れましたが、どんな練習でも使いやすいシューズです。
④耐久性・寿命
8点
アディダスやNewBalanceも以前より耐久性が上がったと感じます。
アウトソールが削れてもミッドソールの性能低下はしにくいので、シューグーなどの補修材を使えば延命が可能です。
⑤グリップ
5点
ドライのグリップ性能は満足できるレベルですが、ウェット路面のグリップ性能は高いとはいえません。
アディオスプロ、タクミセンは雨の日の石畳だと特にスリップしやすいです。
SLは全天候型でどんな天気でもグリップしますが、SL2はウェット路面でやや滑る印象です。
総合点35点/50点満点
他社と比較してフラッグシップモデルであるアディオスプロ3が思ったより評価が低い点が足を引っ張りました。
TAKUMI SENとSLは非常にお気に入りのシューズだけに惜しいです。
パリオリンピック2024では、ADIDASを着用した選手が男子では優勝、女子では準優勝でした。
ADIDAS ADIZERO ADIOSPRO EVO1を着用されていました。
使い分けとしては、以下のシーンと考えると良いでしょう。
フルマラソン本番、レース用:ADIZERO TAKUMISEN ADIOSPRO3、ADIOSPRO EVO1、PRIME X2 STRUNG
※PRIME Xは超厚底なので、陸連登録選手の場合は各大会の要項を確認ください。
ハーフマラソン以下の短めのレース用(ロード):ADIZERO TAKUMISEN
距離が長めのテンポ走、ペース走:ADIOSPRO3、BOSTON12、ADIZERO SL2
LSD:ADIZERO SL2
速めのJOG:ADIZERO SL2
遅めのJOG、アップJOG:ADIZERO SL2、SUPERNOVA系
管理人はADIZERO SL2の使用頻度がとても多いです。
JOG系は全てADIZERO SL2を着用しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はメーカ別ランニングシューズの特徴を徹底分析アディダス編ということで記事にしてみました。
・ADIOSPRO3に関しては、個人的にはトップランナーレベルの走力が必要と感じている。
→ 安定性は優れているが、前足部が薄いため反発性と推進力が市民ランナーレベルでは活かせない
・ADIZERO TAKUMISENは市民ランナーでも扱いやすくフルマラソンにも使える!
すい
・各モデルによって使い分けた方が良い。
レース用:TAKUMISEN、ADIOSPRO、PRIME X
練習用:BOSTON12、ADIZERO SL、SUPERNOVA
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。