ニューバランスはここ1年で良い意味で最も好印象だったランニングシューズブランドです。
以前は他社より一歩性能面で劣っていた印象でしたが、ミッドソール素材のFUELCELLをシューズ別で硬度を変えてきております。
初心者向けモデルやJOGシューズとエリートモデルのレース用モデルに関しては柔らかめのコンパウンドを採用しています。
また、エリートランナーの練習用シューズはやや硬めのコンパウンドを使用しています。
上位モデルではPEBAX配合されており、反発性が大きく向上された点も大きな進化ポイントとなりました。
最も好みのランニングシューズブランドは?と質問されたらニューバランスと回答できるくらい良いシューズをリリースされてきています。
2024年はADIDASかニューバランス推しの管理人ですが、今回は詳しく分析していきます。
ニューバランスはここ1年で良い意味で最も好印象だったランニングシューズブランドです。
2024年ニューバランスランニングシューズの特徴
他社と比較して細かくミッドソールの硬度を変えているところが大きく異なります。
柔らかさBest1.FRESHFOAM 1080 V13
柔らかさBest2.FUELCELL PROPEL V5
柔らかさBest3.FUELCELL SUPERCOMP ELITE V4
柔らかさBest4.FUELCELL SUPERCOMP PACER V2
柔らかさBest5.FUELCELL SUPERCOMP TRANER V3
柔らかさBest6.FUELCELL REBEL V4
柔らかさBest7.FUELCELL PVLSE V1
色々なシューズがリリースされていますが、きちんと特徴が棲み分けされている点も大きな違いです。
FUELCELL SUPERCOMP ELITE V4:トータルバランスに優れた一足!
重量は他社より比較的重いが、衝撃吸収性、反発推進力、安定性、どれをとってもバランスが優れていてとても履きやすい一足でおススメ!
FUELCELL SUPERCOMP TRANER V3:他社同等シューズと比べるとやや価格が高い点と特筆してずば抜けた性能ではないので、個人的にはおススメしない。
FUELCELL SUPERCOMP PACER V2:中底なのに衝撃吸収性と反発推進力が高いのでおススメ!ADIDASのTAKUMI SENがライバルとなるが、軽量性でやや劣るもののトータルバランスが優れた一足のためピッチ系ランナーならフルマラソンでも使える一足!
FUELCELL REBEL V4:厚底の中では軽量性ナンバーワン!TAKUMI SENより軽いが反発性が控えめなので、練習用に良い!軽快にピッチを刻める点がお気に入りの一足!
FUELCELL PVLSE V1:トラックでも使える薄さ!ゼロドロップなので衝撃吸収性と安定性を感じることができる一足!
ロードよりトラック練習で使ってほしい一足です。
FUELCELL PROPEL V5:REBEL V4との棲み分けはストライドランナーの練習用シューズとしておススメです。
柔らかめの感触、TPUプレート内蔵されているので推進力を活かすことができます。
練習でカーボンを扱うとなると、それなりに出力を上げる必要がありますが、PROPELではその必要がありません。
FRESHFOAM 1080 V13:スロージョグで使うなら所有しているシューズの中でもナンバーワンです。ふかふか感触で衝撃吸収性に優れており、耐久性も非常に良い。
さらにウォーキングシューズとしても長時間移動していても疲れにくい一足なので超お気に入りの一足です。
このようにきちんとモデル別で棲み分けされているので、使用用途別にそろえるのもアリかなと考えています。
採点基準
普段のシューズレビューと同様各項目10点満点で評価していきます。
基準は普段のシューズレビューと同様以下の項目で判断していきます。
採点対象シューズ
・FUELCELL SUPERCOMP ELITE V4
・FUELCELL SUPERCOMP PACER V2
・FUELCELL REBEL V4
管理人の感じた基準で書いていきます。
①衝撃吸収性
9.5点
2024年以降のニューバランスシューズの中で最も評価する点は衝撃吸収性の向上です。
エリートモデルから練習用に至るまで細かく配合を見直しているため、柔らかめからやや硬め迄用意されている点もポイントです。
・FUELCELL SUPERCOMP ELITE V4:第一印象は柔らかさの改善でした。
旧FUELCELL SUPERCOMP ELITE V3ではフォアフットで着地した際に衝撃吸収性が低いと感じました。
FUELCELL SUPERCOMP ELITE V4へと進化し、着地時にしっかりと衝撃吸収してくれるようになった点は大きく評価しています。
他社のエリートモデルと比較しても最上位レベルの衝撃吸収性です。
・SUPERCOMP PACER V2:薄めの割にはTAKUMI SENシリーズのような衝撃吸収性を感じることができます。
・REBEL V4:柔らかさはあまり感じませんが、ピッチ系ランナーに必要なレベルの衝撃吸収性があるので満足しています。
②安定性
9点
幅広へ進化した点とアウトソールがフラットに近い形状になったので安定性が大幅に向上しています。
・FUELCELL SUPERCOMP ELITE V4:安定性は非常に高い。他社エリートモデルや旧モデルと比較して好印象
・SUPERCOMP PACER V2:安定性は非常に高い。他社同等モデル(TAKUMI SEN マジックスピード3)と比較しても安定性は抜群
・REBEL V4:安定性は高い。他社同等モデル(ADIZERO SL2)と比較しても遜色ないレベル
③反発性・推進力
8.5点
爆発的な推進力があるか?と聞かれるとそこまでではありません。
しかし、中級者以上の市民ランナーなら使いこなせるレベルの推進力のため不満はありません。
体重が軽めのランナーでも強く踏み込まなくてもレスポンス高くシューズが反発する点は他社と比較しても評価できる点である。
過剰な推進力はないが、フルマラソンでも最後までカーボンの硬さが邪魔にならないレベルなので、万人受けしやすい。
・FUELCELL SUPERCOMP ELITE V4:サブ3.5レベル以上なら間違いなく使いこなせる程度の反発推進力!パリオリンピックで赤崎暁選手がゴール時に笑顔で6位入賞できたのはSUPERCOMP ELITE V4の性能の高さも助力となった事でしょう
・SUPERCOMP PACER V2:反発推進力は非常に高い。ELITE V4と比較するとミッドソールが薄めであることから反発性はやむを得ないが他社の同等シューズと比較すると非常に高い。ピッチ系ランナーであればぜひとも履いてほしい一足!
・REBEL V4:他社と比較して反発性はあるが、屈曲するので推進力はあまりない。それを補う軽量性があるのでそこを評価したい。
④耐久性・寿命
8点
アディダスやNewBalanceも以前より耐久性が上がったと感じます。
アウトソールが削れてもミッドソールの性能低下はしにくいので、シューグーなどの補修材を使えば延命が可能です。
・FUELCELL SUPERCOMP ELITE V4:アウトソールの耐久性は割と高い、ミッドソールの劣化しにくいのでシューグーなどの補修材で延命可能
・SUPERCOMP PACER V2:過去モデルと同様アウトソールの耐久性は割と高いミッドソールの劣化しにくいのでシューグーなどの補修材で延命可能
・REBEL V4:他社モデルとと比較してアウトソール、ミッドソールの耐久性は同等レベル
⑤グリップ
9点
雨の日でもきっちりグリップしてくれます。
パリオリンピックマラソン代表選考会MGCで赤崎暁選手が2位になったことでウェット性能は証明されていることでしょう!
ドライでも文句なしにグリップします。
各モデル共通してグリップ性能は高いです。
総合点44点/50点満点
他社と比較して最も高評価となりました。
真摯に改善してきた点が個人的には凄いと感じる点です。
たくさんのモデルがある中でも棲み分けがきっちりされている点も高評価となりました。
欲を言えば2つほど要望があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はメーカ別ランニングシューズの特徴を徹底分析ニューバランス編ということで記事にしてみました。
・各モデルごとに利用用途別に特徴が異なっているので履き分けがしやすい。
・通年モデルと比較して、大幅に衝撃吸収性と安定性が向上
・他社と比較して最もおススメのシューズブランドと2024年9月現在では断言できる
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。