ADIDAS ADIZERO JAPAN9は薄底なのに高反発なシューズでした! 性能は?重さは?他社シューズと比較・調査してみました【レビュー・PR】

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前置き

これまでのシューズレビューでも厚底が大半です。

薄底を履くのは、FUELCELL Pvlse V1以来となります。

管理人はトラックで走ったり、短距離練習をすることが無いので、薄底のシューズを履くことはほとんどありません。

昔の薄底シューズと比較して、現在の薄底シューズはかなり進化しております。

JAPAN9も履いてみて、過去の薄底シューズの概念を覆すほどの進化をしております。

今回は使用感を確かめてみたくなったので、レビュー記事を書いていきます。

ADIZERO JAPAN9のポイント

ADIZERO JAPAN9のポイント

・重量は177g(27.0cm)はかなり軽量
・踵の厚さ27.0mm 前足部 20.0mm  ドロップ7mmと高ドロップな設計
・ADIOSPRO4と同じLIGHTSTRIKE PRO をミッドソール全体で採用 中足部に樹脂製プレート内蔵
・定価17,600円は妥当な価格設定

ライバルとして挙げられるのは以下のシューズです。

比較対象①:NEWBALANCE FUELCELL Pvlse V1

あまり薄底シューズを着用していないので、比較対象は今回は少なめです。

比較表

本家サイトなどを参考に比較したスペックシートを作成してみました。

スクロールできます

ADIDAS ADIZERO JAPAN 9

NEWBALANCE FUELCELL Pvlse V1
定価17,600円14,850円
重量177g(27.0cm)
本家商品ページより
157g(24.0cm)180g(27.5cm)
厚さかかと部分27.0mm、前足部20.0mmかかと部分20.0mm、前足部20.0mm
ドロップ7mm0.0mm
ミッドソール素材LIGHTSTRIKE PROFUELCELL

厚さがPvlse V1の方が薄いです。

厚さ20mmは陸連がトラック競技で使用するシューズの厚さとして定義されており、それに合わせた設計となっています。

JAPAN9をトラック競技では使用することができませんが、トラック練習では使用できるので中距離ランナーさんや駅伝で使用する競技者さんにはおススメの一足となっています。

比較結果①:重量からADIZERO JAPAN9を評価

重量面では、パルスV1とほぼ同じという結果になりました。

比較結果②:厚さからADIZERO JAPAN9を比較

ADIZERO JAPAN9の厚さは27.0mmドロップが7mmとなっています。

薄底シューズとして定義されていますが、トラック競技では残念ながら陸連が定めた規定外となるので使用できません。

パルスV1はトラック競技でも使用できるように20mmとしています。

ジャパン9は、トラック競技ではなく、ロードでも駅伝やマラソン大会にて短めの距離が向いています。

ドロップはややきつめですが、アディオスプロ4と同様に前足部に厚みがありロッカー構造により転がりやすくなっています。

アディオスプロ4と同じ高発泡のLIGHTSTRIKE PROを採用しているので、ダイレクト感を感じつつ柔らかさもあるので薄底の中では衝撃吸収性が高いです。

フォアフットランナーの方がおススメです。

ADIZERO JAPAN9のサイズ感について

ADIOSPRO4と同じで25.5cmでジャストフィットでした。

参考に私が着用しているランニングシューズのサイズを書いておきます。

・プーマディヴィエイトニトロエリート3 25.5cm
・プーマファストアールニトロ2 25.5cm
・アディダス アディオスプロ3 25.0cm
・アディダス ボストン12 25.0cm(ワイド)
・アディダス アディゼロSL2 25.5cm
・ナイキ ヴェイパーフライネクスト%2 26.0cm
・ナイキ アルファーフライ3    26.0cm
・ナイキ ヴェイパーフライネクスト%3 25.5cm
・アシックス メタスピードスカイ 25.5cm
・サッカニーエンドルフィンプロ2 25.5cm
・ニューバランススーパーコンプエリートV4 25.5cm
・ホカ オネオネ シエロ エックス1 25.5cm

ADIZERO JAPAN9のミッドソールについて

構成はLIGHTSTRIKE PROを全面に採用しています。

ここからは各部分をピックアップして比較します。

LIGHTSTRIKE PRO

モデルにより発泡率を変えて、衝撃吸収性と反発性を変えています

過去モデルでは他社より固めの印象でしたが、JAPAN9もADIOSPRO4と同等の発泡率が採用されていると思われます。

着用してみて、柔らかさも反発も感じることができました。

中足部にADIZERO EVO SLと同じように樹脂製プレートが採用されているので、中足部の安定性がとても優れています。

薄底シューズでありながらも、TAKUMI SEN9以上の衝撃吸収性を感じることができますし、反発性も高いです。

TAKUMI SENの場合はエナジーロッドが採用されているため、推進力が優れている点で優位性が違ってきます。

プレートによる助力が苦手な方は、JAPAN9の方がおススメです。

フィット感について

アディオスプロ4と同様にアッパーが改善されました。

伸縮性があるので、過去モデルのアディダス ランニングシューズと比較しても大幅に改善されました。

フィット感に関してはADIZERO史上最もフィット感が優れていると感じます。

①衝撃吸収性

6.5点

厚底との比較なので6.5点としましたが、薄底評価をするなら3点くらい加点しても良いと思います。

FUELCELL Pvlse V1を着用した際も衝撃吸収性はかなり向上したと感じましたが、JAPAN9の衝撃吸収性薄底の中では管理人が知る限りナンバーワンと感じています。

薄底なので地面へのダイレクト感を感じることができる点も良いと感じました。

②安定性

7.5点

安定性は比較的良いと評価しました。

着地直後はフォアフットの場合はプレートが無いので、やや不安に感じるかもしれません。

管理人はプレート付きのシューズしか、練習でも使用しないので慣れる必要があると感じました。

しかし、体重を乗せてしまうと中足部のプレートのお陰で安定性を感じられました。

③反発性・推進力

7点

採点は厚底シューズを含めた比較となっているので点数は低めです。

薄底で考えるとほぼ最高点に近い反発性と推進力です。

厚底シューズと比較すると、プレートの助力が無いので推進力はほとんどありません。

ミッドソールの反発は優れていますが…

④耐久性・寿命

7点(仮)

ADIOSPRO4と同じ評価としました。

アウトソールに採用された新素材「LIGHTTRAXION」に関してですが、触ってみた感じが薄くてペラペラとした印象です。

前作までに搭載されていた、コンチネンタルラバーは前足部の中央部に採用されています。

前足部の親指あたりが着地ポイントであるランナーさんには良いですが、私のようにO脚の場合は外側が着地ポイントとなるので、どれだけのダメージでどれだけ消耗するかが現時点では不明です。

⑤グリップ

8.5点

新素材「LIGHTTRAXION」になったことで、前作と比較してグリップ性能が改善されました。

少なくてもドライ面で使用した印象では、何も文句はありません。

ウェット路面では未使用なので未評価です。

使用してみた感じでは特に不満はありません。

総合点36.5点/50点満点

薄底なので4点加点して40.5点が妥当だと感じました。

プレートがないので、管理人には物足りなさを感じました。

JAPAN9にエナジーロッドが採用されたらTAKUMISEN9を上回るシューズだと感じました。

薄底なのに衝撃吸収性と反発性が優れている点は大きく評価できるポイントです。

中距離~10kmあたりまでが、JAPAN9が活躍できる距離だと感じました。

軽いので足の回転を上げやすいので、ピッチ系ランナーさんにもおススメです。

素足のような感覚なのに、衝撃吸収性や反発を感じるとても良いシューズでした。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ADIZERO JAPAN9のレビュー記事を書いてみました。

ADIZERO JAPAN9のポイント

・重量は177g(27.0cm)はかなり軽量
・踵の厚さ27.0mm 前足部 20.0mm  ドロップ7mmと高ドロップな設計
・ADIOSPRO4と同じLIGHTSTRIKE PRO をミッドソール全体で採用 中足部に樹脂製プレート内蔵
・定価17,600円は妥当な価格設定
・プレートによる助力が不要な方におススメ!

薄底シューズの中ではおススメの一足です!

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

名前:るっく
年齢:50代
職業:会社員(SE)
ラン以外の趣味:ロードバイク・資産運用・節約
PB(フル) 2時間57分(2016年板橋Cityマラソン)
PB(ハーフ)1時間21分(2016年新宿ハーフマラソン)
ランニングシューズやグッズ、ロードバイク用品などなんでも忖度なしでレビュー記事を書きます。
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