前置き
BROOKSのランニング全般で感じている印象は、ミッドソールが超硬いという印象です。
ハイペリオンエリート4 PBを着用してみてもメーカー曰く柔らかくなったとはいえ、管理人には感じました。
※管理人は筋肉量が少なめ
https://www.funrun.website/?p=2562
Glycerin MAXもメーカー曰く最も厚底のクッションということで楽しみにしていました。
新素材「DNA Tuned」がどのくらい柔らかくなったのか試してみたいと純粋に感じました。
今回はBROOKS グリセリン MAXを着用してみたので、レビュー記事を書いていきます。
管理人とBROOKSのシューズとの相性について
着地:フォアフット(前足部)
→ 母指球あたり
筋肉量:少な目
タイプ:ピッチ系(身長167cm ストライド130cm前後)
現時点の走力:
フルマラソン サブ3.5~4あたり
ハーフマラソン 90分前後
備考:サブスリー達成時は、薄底シューズで達成しています。
そんな管理人ですが、BROOKSのシューズとの相性はあまり良くありません。
・ミッドソールが硬い
・前に進まない
・衝撃吸収されている気がしない
・安定性はある
ADIOSPRO2やサッカニーエンドルフィンプロ2のように少し前の世代のエリート向けシューズから脱却できていない印象です。
最新のハイペリオンエリート4 PBを着用してみましたが、そのイメージから脱却できませんでした。
そんな因縁があるブルックスのシューズです。
グリセリンMAXに関しても相性を一言でいえば、「やっぱり…」でした。
Glycerin MAX のポイント
・最新クッションフォーム 「DNA Tuned」
→ソフトで高い反発という事でしたが、やっぱり硬かったです。
・厚さ45mmと超厚底
→管理人には性能を引き出すことができませんでした。
ライバルとして挙げられるのは以下のシューズです。
比較対象①:ASICS GEL-NIMBUS27

②.重量284g(26.0cm)とJOGシューズであれば標準的
他社のシューズも同じくらいの重量のシューズが多いので、標準的と感じました。
ライバルとして挙げられるのは以下のシューズです。
比較対象②:NIKE PEGASUS PREMIUM

比較対象③:NEWBALANCE FRESHFOAM MORE V5

厚みが45mm前後で管理人が着用したシューズをピックアップしてみました。
最近だとBONDI9を着用しましたが、ニンバス27と≒でしたので価格が安いニンバス27を選出しました。
比較表
本家サイトなどを参考に比較したスペックシートを作成してみました。
![]() グリセリンMAX | ![]() ゲルニンバス27 | ![]() ペガサスプレミアム | ![]() フレッシュフォームMORE V5 | |
---|---|---|---|---|
定価 | 27,500円 | 20,700円 | 29,700円 | 20,600円 |
重量 | 300g(27.0cm) 公式サイトより | 284g(26.0cm) ウシダスポーツ商品ページより | 310g(25.0cm)ステップスポーツ動画より | 310g(27.5cm)アルペン商品ページより |
厚さ | かかと部分45.0mm、前足部39.0mm | かかと部分42.5mm、前足部34.5mm | かかと部分45mm、前足部35mm | かかと部分45mm?前後、前足部??mm |
ドロップ | 6.0mm | 8.0mm | 10mm | ??mm |
ミッドソール素材 | DNA Tuned | FF BLAST PLUS ECO、PureGEL | ZoomX、AirZoomユニット(サンドウィッチ構造)、ReactX | FRESHFOAM X |
比較結果①:重量からGlycerin MAXを評価
比較対象内では、2番目に軽い結果となりました。
トレーニングモデルなので、重量による影響は大きくないことから、どのモデルも同一線上と見て良いでしょう。
ニンバス27は厚みが2.5mm程他のモデルよりも薄くなっているため、最軽量となっています。
グリセリンMAXを手に持ってみると、思ったよりずっしりとします。
ペガサスプレミアムは手に取ってみると軽く感じるのでその点は違いを感じます。
恐らくグリセリンMAXはアッパーは比較的軽量で、ソール部分の方がやや重いのだと推測しています。
比較結果②:厚さからGlycerin MAXを比較
厚さは45.0mmとなっています。
トレーニングモデルなので、超厚底となっています。
40mmを超えていますが、市民ランナーが大会で完走目的で使用する場合は、問題なく使用できるシューズであると思われます。
詳しくは各大会要項をご確認ください。

ドロップは6mmですが、前に傾く感覚はほぼありません。
BROOKSのシューズ全般にいえることですが、ロッカーが弱めなのだと感じました。
Glycerin MAXのサイズ感について
25.0cmでやや大きく感じるものの納得できました。
かといって、24.5cmだと少しきつく感じました。
ブルックスのシューズは大きめに作られているので、ワンサイズまたはツーサイズ落とした方が良いと思います。
参考に私が着用しているランニングシューズのサイズを書いておきます。
Glycerin MAXのミッドソールについて
構成はDNA Tunedです。
ここからは各部分をピックアップして比較します。
DNA Tuned
メーカーサイトのうんちくを抜粋すると、耐久性、快適性、ソフトで高い反発性を実現しているそうです。
実際に着用した印象ですが、管理人の走り方に合わなかったという結論です。
安定性以外に良いと感じた点がありませんでした。
言い方を変えると、重くて硬くて進みません…
比較対象内のニンバス27や対象外ですがHOKA BONDI9あたりは、踵着地なら快適性を感じます。
ペガサスプレミアムやFRESHFOAM MORE V5あたりになると、ふんわり感触を感じられて快適性もソフトで高い反発性能を感じることもできます。
管理人のスキルでは、グリセリンMAXの良さを引き出すことができませんでした。
ブルックスのシューズはパワーがある白人選手向けに作られているのだと感じました。
踵着地でもフラット着地でもフォアフットでも同様です。
アウトソールのラバーを見ると、FRESHFOAM MORE V5と似ているのですが、どうして印象が違うのか自分でもわかりません…
Glycerin MAXのフィット感について
特に不満はありません。
特筆すべきポイントは特に感じません。
①衝撃吸収性
3点
管理人の走力では、明らかに衝撃吸収性をポジティブに感じることができません。
硬く感じるのです…
JOGペースが3分台のエリートであれば、柔らかく感じるとは思います。
少なくてもJOGペースが4分台後半の管理人には硬く感じました。
②安定性
7点
ミッドソールが硬めなので、安定性は感じます。
他社のモデルでは、柔らかくても安定性が高いのでその点では違いを感じます。
前足部、踵、フラット着地でも同じ印象です。
③反発性・推進力
4点
このシューズのミッドソールを押しつぶせる走りができれば違うのかもしれません。
管理人にはそれができませんでしたので、4点としました。
ポジティブに考えるとADIDASのADIZERO 初代SLのような感覚で走れば違うのかもしれませんが、重量があるので同じような走りができません…
残念ですが管理人には使いこなせません。
④耐久性・寿命
7点(暫定)
ミッドソールの硬度が硬いので、性能劣化の観点では劣化しにくいシューズのはずです。
しかし、ブルックスのエリートランナー向けシューズは低寿命といわれていましたので、あくまで暫定の点数とします。
⑤グリップ
9点(参考)
使用してみた印象では特に違和感はありませんでした。
総合点30.0点/50点満点
管理人には合いませんでした。
その一言に尽きます。
HOKAのシューズも苦手でしたが、CIELO X1 2.0でそのイメージが払しょくされました。
同様にBROOKSのシューズも期待していましたが、ハイペリオンエリート4PBもグリセリンMAXも管理人との相性はNGでした。
ミッドソールが硬めのシューズの方が好きという方にはおススメです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はBROOKS Glycerin MAXのレビュー記事を書いてみました。
・最新クッションフォーム 「DNA Tuned」は管理人との相性はイマイチ…
→ソフトで高い反発という事でしたが、やっぱり硬かったです。
・厚さ45mmと超厚底でしたが、性能を引き出すことができませんでした。
・賛否両論がくっきりと分かれる。
BROOKSのシューズはストライクゾーンが狭いのだと感じました。
ハマる人にはガッチリハマりますが、私のようにハマらないタイプもあります。
筋肉量が多くグイグイと走れるタイプのランナーさんには向いていると感じます。
逆に筋肉量が少なめでピッチで走るランナーさんには合わないでしょう…
デザインはかっこいいのでお気に入りなのですけどね…
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。