前置き

ペガサスプレミアムを着用した際にVOMERO18に関する販売情報を聞いておりました。
・見た目がカッコいいので普段履きとして使えそう
・ZoomXとCushlon 3.0の組み合わせだが、柔らかさより安定感重視
着用したことはありましたが、率直な感想として中途半端な性能なシューズという印象でしかありませんでした。
ペガサスプレミアムを着用した際に店員さんから新作ボメロに関する情報をキャッチしていました。
詳細まで教えていただけませんでしたが、超厚底シューズとしてリニューアルするということでした。
最新版のボメロ18ではどのようなバージョンアップとなるのか非常に興味がありました。
特にペガサスシリーズとの棲み分けも気になります。
どのメーカーにも言えますが、様々なシューズがあるので位置づけが分かりにくいですよね。
補足ですが、ナイキでは今後のシューズラインナップで以下の棲み分けとなります。
・レスポンティブクッショニング【PEGASUS(ペガサス)】
・サポーティブクッションニング【STRUCTURE(ストラクチャー)】
・マックスクッションニング【VOMERO(ボメロ)】
ボメロは最も柔らかいという解釈で良いです。
今回はナイキ ボメロ18に関する、レビュー記事を書いていきます。
VOMERO18のポイント

・重量は325g(28.0cm)とトレーニングモデルの中では標準的
・踵の厚さ46m 前足部 36m 高ドロップ・ロッカー構造となっている(ドロップ10mm)
・ミッドソールはZoomXとReactXの組み合わせで前作より大幅アップデート
・定価16,500と前作より大幅に安くなった!
→他メーカーの価格を強く意識して合わせてきた印象
ライバルとして挙げられるのは以下のシューズです。
比較対象①:ASICS GEL-NIMBUS27

※価格的にノヴァブラスト5を比較対象にすべきかもしれませんが、トレーニングシューズとしての位置づけはニンバス27の方が近いと判断しました。
比較対象②:NIKE PEGASUS PREMIUM

ボメロ18の上位シューズとしてペガサスプレミアムをチョイスしてみました。
比較対象③:NEWBALANCE FRESHFOAM MORE V5

比較表
本家サイトなどを参考に比較したスペックシートを作成してみました。
![]() ボメロ18 | ![]() ゲルニンバス27 | ![]() ペガサスプレミアム | ![]() フレッシュフォームMORE V5 | |
---|---|---|---|---|
定価 | 16,500円 | 20,700円 | 29,700円 | 20,600円 |
重量 | 325g(28.0cm) | 284g(26.0cm) ウシダスポーツ商品ページより | 310g(25.0cm)ステップスポーツ動画より | 310g(27.5cm)アルペン商品ページより |
厚さ | かかと部分46.0mm、前足部36.0mm | かかと部分42.5mm、前足部34.5mm | かかと部分45mm、前足部35mm | かかと部分45mm?前後、前足部??mm |
ドロップ | 10.0mm | 8.0mm | 10mm | ??mm |
ミッドソール素材 | ZoomX、ReactX | FF BLAST PLUS ECO、PureGEL | ZoomX、AirZoomユニット(サンドウィッチ構造)、ReactX | FRESHFOAM X |
比較結果①:重量からVOMERO18を評価
重量面では、比較対象内では最も重いという結果となりました。
しかし、かかとの厚さが46mmと最も厚底なのでそれも納得です。
※超厚底シューズなので、マラソン大会での使用は大会要項を確認してください。
トレーニングモデルの位置づけなので、メーカーとしてもレース用の使用は想定されていないものと思われます。
比較結果②:厚さからVOMERO18を比較
VOMERO18の厚さは46.0mmドロップが10mmとなっています。
管理人の中では、低ドロップシューズが好きです。
実物を着用してみて、普通に立っているだけで前のめりになる感覚です。
高ドロップでありつつ、ロッカー構造になっているのだと感じます。
初心者ランナーさんでも、自然と前に足を進めやすい構造となっています。
実際に軽めに走ってみると、かかと着地なら転がりやすい印象がありました。
かかと着地またはフラット着地がおススメです。
VOMERO18のサイズ感について
26.0cmでジャストフィットでした。
昨今のナイキシューズだと25.5cmがジャストフィットでしたが、ボメロの場合は作りが5年あたり前のナイキシューズのようにやや小さめだと感じました。
参考に私が着用しているランニングシューズのサイズを書いておきます。
VOMERO18のミッドソールについて
構成はZoomX、ReactXとなっております。
ここからは各部分をピックアップします。
ZoomX
ミッドソール上部に採用されております。
ナイキ最上位のミッドソール素材が使われています。
ボメロシリーズ中でもVOMERO18はベースとなるモデルで今後プラスやプレミアムが販売されるらしいです。
ZoomX使用率は低めで弾む感覚は正直そんなにありません。
ペガサスプレミアムの方がクッション性も反発も感じます。
クッション性重視のボメロということですが、今後「ボメロプラス」「ボメロプレミアム」シリーズ展開が楽しみです。
ReactX
ZoomXよりコストを抑えた素材の中では、安定感と反発性と柔らかさが両立されている素材です。
ペガサスシリーズでも使用されています。
管理人はあまり相性が良くない素材です。
具体的には思ったより柔らかさも反発も感じないからです。
比較対象内で最も近い履き心地なのはニンバス27です。
安定性が高く、踵着地であれば柔らかさを感じることができます。
ニンバスよりも価格が安めなので、派手なデザインに違和感がなければ普段履きとしても使えますし、お買い得化と感じました。
ボメロ18のフィット感について
アッパーのフィット感が良いです。
トレーニングモデルなので、厚みがあるアッパーでしっかりフィットするので安定性の高さはアッパーにもあると感じました。
ヒールカウンターのホールド感もしっかりとあるので、ナイキでよくある踵が抜けてしまうようなこともありません。
①衝撃吸収性
5.5点
超厚底シューズである割には柔らかさは感じません。
体重が重めのランナーさんであれば、柔らかさを感じるかもしれませんが管理人のようにやせ型タイプだと硬めです。
比較対象内のシューズの中ではニンバス27に近いですが、ニンバスよりも固めだと感じました。
フォアフット着地だと衝撃吸収性は、ほとんど感じられません。
②安定性
9点
超厚底の割には安定性は非常に良いです。
踵着地でも全然ぐらつきがありません。
アッパーのフィット感も良いので、トレーニングモデルとしては良いと感じました。
長い距離を走って足首周りの筋力が低下してきてもシューズがサポートしてくれるでしょう。
③反発性・推進力
4点
どの位置で着地をしてもあまり反発性は感じませんでした。
踵着地だとシューズが転がるように進む感覚があるので、そういう意味では推進力があると表現しても良いとは思います。
フォアフット着地でもロッカー構造になっているのでほんの少しは推進力を感じるような感覚がありますが、比較対象のFRESHFOAMやペガサスプレミアムの方が感じられました。
ボメロプレミアムがで違いが出てくるものだと想像しております。
④耐久性・寿命
9点(暫定)
アウトソールの凹凸の厚みが結構ありますので、多少削れても使えそうです。
似たような形状でズームフライ6を所有していましたが、私の走り方で200kmあたりで凹凸の先端部が削れた程度でした。
400~700kmあたりは使えそうです。
⑤グリップ
9点
アウトソールの凹凸の厚みがあるので雨の日でも問題なく使えそうです。
天候関係なくきちんとグリップしてくれるシューズという印象です。
総合点36.5点/50点満点
16,500円と超厚底シューズの中では、コスパが非常に高いので得点が甘くなるポイントでした。
踵着地推奨のコスパ抜群シューズです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
VOMERO18のレビュー記事を書いてみました。
・重量は325g(28.0cm)とトレーニングモデルの中では標準的
・踵の厚さ46m 前足部 36m 高ドロップ・ロッカー構造となっている(ドロップ10mm)
・ミッドソールはZoomXとReactXの組み合わせで前作より大幅アップデート
・定価16,500と前作より大幅に安くなった!
→他メーカーの価格に合わせた印象
踵着地のランナーさんであれば、ゴロンと前に転がる感覚がある点とコスパが高いのでおススメの一足です!
管理人はフォアフット着地(前足部着地)なので、相性は良くありませんでした。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。