シマノの株価から市場を考察してみます。
シマノといえば、自転車部品市場で業界トップリーダーです。
私が所有するLOOK795 RS Bladeにもシマノの部品がたくさんつけられています。
11速ですが、全て当時の最上位グレードのDURAACEで構成しています。
シマノの株価は2021年9月に株価はピークを迎えますが、そこからは低迷が目立ちます。
業界のトップリーダーであるシマノの株価がそこまで下がった原因であるロードバイクパーツ市場について考えてみました。
ロードバイクパーツ市場に関して感じる事①:一通りの顧客にパーツが行き渡っている。
私自身が、現在のロードバイクで十分満足しています。
私と同様に考えるユーザは多いはずです。
ロードバイクパーツ市場に関して感じる事②:頻繁に買い替えるローディーは少ない
初期のローディーなら、ステップアップでフレームやパーツを交換することもありますが、ある程度分かってくると、頻繁に買い替える必要がないことに気付きます。
ロードバイクパーツ市場に関して感じる事③:メーカーのマーケティング戦略にカスタマーが付いていけていない。
電動コンポにする必要性は感じていますが、今でも電動は不要と考える人も多いのも事実です。
そして、上位グレードは電動のみのラインナップとして、機械式変速機を切り捨てました。
彼らとしては最新のイノベーションを提供すべく、プロチームに最新の機材を提供することでマーケティング戦略を取っていますが、カスタマーが毎回同じように機材を更新し続けられるかといえば少なくても私で例えれば無理です。
ロードバイクパーツ市場に関して感じる事④:ディスクブレーキに関する抵抗感
上位コンポを電動のみとしたのは、最近の話ですが2018年ころからディスクブレーキモデルが増えてきました。
ホイール自体の軽量化や下り坂の熱問題の解決などのメリットがあるのは分かります。
だけど、ディスクブレーキのメンテナンス性の難しさや輪行時のキャリパーの扱いの面倒臭さなどデメリットも感じます。
初期の頃はフレーム側のダメージが大きく、ブレーキの台座が没キリ折れるなんてこともありましたし…
ということで、ディスクブレーキには抵抗感があります。
ロードバイクパーツ市場に関して感じる事⑤:パーツおよびフレームの価格上昇
これに関しては、明日の記事で書く予定です。
まとめ
各社フレームメーカーも2021年あたりからは、上位グレードに関してはディスクブレーキモデルしか販売しておりません。
専用モデルとして設計は熟成しているのでしょうけど、個人的にはディスクブレーキモデルを必要としていません。
リムブレーキ、機械式コンポで個人的には満足である。
確かに電動化にすることで変速速度や精度が高まるでしょう…
ややメーカー側の思惑が強く表に出ている印象が否めません。
たしかに彼らも商売ですから、新しいものをリリースして販売することで売り上げが上がるのも事実です。
しかし、ユーザーがそこまでついていけているのか疑問です。
特に学生でレースをしたくても、高価で手が届かないのが実情ではないでしょうか。
本格的に取り組む経済的に余裕がある中年ローディーしか、ついていくことができていないのではないかと感じています。
シマノさんの業績低迷な原因はそこにあるのではないでしょうか。
ユーザーを置き去りにしているようにしか感じません。
高額になってきたことも、抵抗感を感じる原因ではありますが…
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。