2年ほどで3足履き潰したお気に入りのランニングシューズ
↓サイズにもよりますが、Yahooショッピングが最安です。
旧型となってしまいましたが、改めてレビューしたいと思います。
【スペック】
・定価(税込): ¥19,800
・重量: 255g(27.0cm)
・ミッドソール: NITRO + カーボンプレート
現在では、ディヴィエイトニトロ2(DIVIATE NITRO2)へとアップデートされています。
アウトソールの形状が変わり、これまで以上にグリップが強化されていると思われます。
構造
ミッドソールにはNITROフォームが全面使用されており、柔らかめのクッション性と反発力のバランスが良いです。
ナイキのZoomXやニューバランスのFUELCELLのように強く踏み込んで沈ませた方が推進力を得やすい素材です。
フルレングスのカーボンプレートが、推進力をさらに高めています。
反発感がやや強めなので、ウォーキングシューズとして使うと最初は違和感を感じます。
ランニング初心者だと同じような感覚のシューズではニューバランスのFuelcell Propel V4がイチ推しです。
サイズ感
ナイキでは26cmを履いていますが、25.5CMの方がしっくりきました。
やや細身なので、気になる人はワイドを選んだ方が良いです。
ミッドソール
ミッドソールに採用されているNITROフォームは柔らかめなので、ZoomXのような感覚です。
しかしながら、ZoomXより不安定感は無く、耐久性は高いです。
推進力もあるので、ズームフライよりヴェイパーフライに近い印象です。
アッパー
先述したように細身が気にならなければ通気性も良好で、フィット感も良いです。
唯一残念なポイントは、アッパーの耐久性が低いことでしょうか…
600km以上使用したら、アッパーとミッドソールの接着部分が裂けていました。
600kmも使用すれば、充分元は取れているのですけどね…
踵部
足入れ時に履きにくいけど、ホールド性が高く走っていると快適です。
走っていると違いを感じる場面は少ないです。
ここからは実走して感じたことを書きます。
各項目10点満点評価です。
①衝撃吸収性・安定性
9点
NITROフォームの衝撃吸収性は高いです。
モチっとした柔らかさが癖になります。
さらに、ワイドではなくてもアウトソールが広いので安定感も感じられます。
②反発性・推進力
8点
ズームフライ・アディダスボストン11との比較して、ディヴィエイトニトロの反発・推進力は上です。
レーシングシューズに限りなく近い推進力なのだけど、そこまで強過ぎない感覚がお気に入りです。
他社と比較してクセが無いので、扱いやすいところが特徴でしょうか…
メーカも誰でも履けるカーボンシューズというキャッチコピーだったはずですが、そのキャッチコピー通りです。
NITROフォームの反発力もさることながら、カーボンプレートからしっかりと推進力をもらうことができます。
さすがにヴェイパーフライと比較すると、劣りますが…
③耐久性
8点
アウトソールのPUMAGRIPの耐久性は高いです。
ヴェイパーフライやボストン11以上の耐久性を持っています。
最低でも300kmは使えます。
私はお気に入りでしたので、シューグーを使用して600km使用しました。
※さすがに500kmあたりからアッパーとミッドソールの接着部から裂けてきました…
④グリップ
10点満点!!
特筆すべきはウェット性能が高いこと!
雨の日に履いても、石畳で滑ることもなく安心して走ることができます。
グリップ力の高さは他社以上です。
総合
35点/40点満点
ディヴィエイトニトロのまとめ
・反発・推進力のバランスが良い
・グリップが高い(雨の日は抜群)
・アッパーの通気性が高い
・カーボンシューズの中では耐久性が高い
非常にバランスが取れた良いシューズです。
しかし、フルマラソン5時間レベルだと靴に跳ね返されてしまい、性能を活かしきれないかもしれません。
サブスリー以上のエリートランナーの練習用、またはサブ4ランナーの決戦用シューズにピッタリの印象です。
ウェット性能が高いカーボンプレート内蔵シューズって意外と無いので、雨の日に走るとしたら一推しです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。