管理人るっくのアシックスシューズ所有歴
↓メタスピードスカイに関する記事をまとめました。
色々なアシックスシューズを所有していました。
過去に所有していたシューズは、所謂薄底の超軽量シューズが大半です。
ヴェイパーフライが登場するまで、アシックスのランニングシューズが最も人気があり価格も高い印象でした。
現在はナイキ一強となる中で、手に届きやすい価格で買えるようになってきました。
NOVABLAST4を最近購入しましたが、一気に通り越してスーパーブラストも所有していました。
当時の購入理由は、2023年11月に右足甲の骨折で走れないので、憂さ晴らしですw
アシックス スーパーブラストとはどんなシューズ?
アシックス社が製造している超厚底ランニングシューズです。
※現在の最新モデルはスーパーブラスト2となります。
販売日即日に売り切れてしまい、2024年10月現在でも品切れ中です。
※情報が分かり次第、スーパーブラスト2に関しても記事を公開します。
FF BLAST TURBOはMETASPEEDシリーズにも採用されている反発力と衝撃吸収力に優れたEVA素材です。
カーボンプレートが無いので推進力は低めですが、沈んで弾む感覚です。
身体の重心が自然に前傾になりやすいシューズとなっています。
公式サイトから引用すると…
SUPERBLASTは、ジョグやロングランにおすすめの、反発性に優れたトレーニングモデルです。
アシックス公式より引用
ミッドソールには、FF BLAST PLUSとFF BLAST TURBOを使用しています。
FF BLAST TURBOは、レーシングモデルのMETASPEEDにも使用されている、高反発素材です。
2種類のクッションを搭載することで、クッション性と反発性のバランスに優れたシューズになっています。
アッパーには、非対称のメッシュデザインを採用しています。
シューズの内側と外側の角度に異なるカラーを採用し、視覚的な面白さを追求しています。とのことです。
SUPERBLASTの特徴
スーパーブラストのスペック
・定価(税込): ¥22,000
・重量: 239g(27.0cm)
・厚さ:45.5mm(エリートランナー:レース使用不可)
・ドロップ:8mm
・ミッドソール: FF Blast Turbo + FF Blast Plus
スーパーブラストの性能について
実際に履いてみて、性能として感じたことは以下の通りです。
・足を包み込むようなアッパーでホールド感が非常に高い
・着地時にふんわりとした感触で、衝撃吸収性の高さを感じられた。
・グリップ性能は一般的なランニングシューズのレベル
・プレート入りシューズと比較して、推進力は劣るがミッドソールからの反発が強めなので満足。
→ 他社のシューズで例えると、絶版となったナイキ ズームペガサスターボを思い出しました。
・ふわっとした柔らかい着地
→ しっかり沈み込ませるとびよーんと伸びる感覚で、以前のナイキのエピックリアクトのキャッチコピーである「ふわ かる びよーん」という響きがまさに似合うシューズです。
プレートは非内蔵なので、ミッドソールのしなりで推進力を得るシューズではなく、トランポリンのようにしっかりと体重をミッドソールにかけてあげると性能を引き出せます。
FF BLAST TURBOは、軟式ボールのような柔らかさがあるミッドソール素材なので、ピッチ系よりもストライド系ランナーに使ってほしいです。
自然と前傾になるので、踵着地(ヒールストライク)やフラット着地(ミッドフット)でもスーパーブラストの特徴を生かすことができます。
例えやすく、各社のミッドソールの特徴を表現をすると以下の通りです。
FF BLAST TURBO・ZOOM X → 軟式ボール
LightStrike(Adidas) → 硬式ボール
スーパーブラストの重量(重さ)について
239g(27.0cm)となります。
デイリートレーナーとしては、比較的軽めです。
所有しているADIDAS ADIZERO SLが240グラムとほぼ同じです。
超厚底であることから、ここまで軽いのは珍しいです!
私が練習用としてお気に入りの、ニューバランス フューエルセル プロペル V4は285g(27.0cm)です。
デイリートレーナーシューズとして、プロペルでは推進力が高く重量感を感じさせませんが、スーパーブラストは、軽さという面でもメリットを感じます。
レースシミュレーションで使っても、反発力が高いので楽しいシューズです。
個人的な好みはありますが、私はアディダスの硬さが好きなのでスーパーブラストよりADIDAS ADIZERO SLを使う頻度の方が多いです。
スーパーブラストのサイズ感について
スーパーブラストは特にですが、他社と比較して、やや大きめの作りとなっています。
ナイキでは26cmを履いています。(ヴェイパーフライネクスト、ズームフライ、ペガサスターボ)
ニューバランスでは25.5cmまたは25.0cmを選ぶことが多いです。
ADIZERO ADIOS PRO3やSLでは、25.0cmを使っています。
メタスピードスカイは、初代もスカイ+も25.5cmを着用しています。
気になる方はお店で試着しましょう。
スーパーブラストのミッドソールについて
ミッドソールに採用されているFFBlast Turboは、所有しているシューズの中では柔らかめです。
例えで分かりやすく言うと、軟式ボールに近い印象です。
その割に幅が広めなので安定性が高いので、接地時間が長めの(ストライド型)ランナー向けと感じました。
衝撃吸収性が高いので、距離走でも後半まで足が残せそうな印象です。
スーパーブラストのアッパーについて
昔からフィット感は優秀で、スーパーブラストは伸縮性があるニットアッパーを採用しているので、ウォーキングシューズとして使うのも良いかなと感じました。
フィット感は好印象です。
スーパーブラストの踵のホールド感について
日本人に合わせているからか、アシックスのシューズを履いてきて踵周りで不安を感じたことは一度もありません。
他社の場合は外国人向けにフィットさせているからか、不安定に感じる面もありますが、アシックスのシューズはこの点は秀逸です。
ここからは実走して感じたことを書きます。
各項目10点満点評価です。
①衝撃吸収性・安定性
9.75点
45mmと超厚底であるので、衝撃吸収性の高さはピカイチです。
個人的にはほぼ満点に近い評価です。
ほぼ満点に近い印象です。
体幹が低めのランナーだと、このふんわり感が苦手かもしれません。
体幹が高めのランナーであれば、衝撃吸収性の高さを感じることができるでしょう。
プレート付のシューズで走った後は、足底に疲労を感じますが、SuperBlastだとそれを全く感じませんので、足に優しいシューズです。
フォアフットでもミッドフットでもヒールストライクでも対応できる懐の深さがあります。
とサブフォー以上の中級者が、LSDやロングJOGで使うのがベストだと感じました。
②反発性・推進力
8.5点
FFBlast Turboはアシックスのミッドソールの最上位グレードです。
反発力の高さも優秀です。
プレート内蔵のシューズと比較すると推進力はほぼ感じられませんが、反発性が高いのでトレードオフされている印象です。
弾む感触を楽しみながら走ることができるので、推進力が無くても良いシューズだと感じます。
③耐久性
8.5点
過去に履いていたメタスピードスカイやマジックスピードの耐久性も高かったので、同等またはそれ以上を想定していました。
私はO脚なので、極端なアンダープロネーションですが、耐久性は良さそうです。
ナイキのシューズだと100kmで前足部の外側を消耗させてしまいます。
あまり使用機会が多くないので、評価は難しいところですが少なくてもヴェイパーフライよりは耐久性は高めです。
④グリップ
8点
多少濡れた路面でもグリップはするし、滑る感覚はありません
吸い付くような感触でもなく可もなく不可もなしという印象です。
総合点
34.75点/40点満点
ちょっと辛口に書きましたが、私の評価の中では標準よりやや上と感じました…
最高評価はADIZERO PRIME Xなのですが、それを超えるシューズではありませんでした。
しかし、練習用として使うシューズとしてなら最高評価に近いです。
数年前にナイキのズームペガサスターボがお気に入りで5足くらい履き潰しました。
それに近い感触でありつつ、安定感が高いのでベストオブ デイリートレーナーと例えてもいいです。
個人的な好みとしては、ADIDAS ADIZERO SLの方が好みではあります。
柔らかく弾む感触を望むなら、ニューバランスのフューエルセルプロペルV4でも充分に感じることができてコスパも高いです。
定価はやや高価なので、これを練習用として購入するにはやや勇気が必要かもしれません。
良いシューズなのですが、定価で考えるとお値段以上とはいえません。
ノヴァブラストは未所有ですが、買ってみたくなりました。
まとめ
FF Blast Turboは、反発性と衝撃吸収性が両立しております。
しっかりと踏み込むことで、ポーンと弾き出されるような反発を貰えます。
プレート非内蔵なので推進力は感じませんが、超厚底の反発は敢えてLSDで使うと楽しいです。
メタスピードシリーズよりも幅が広いデザインと超厚底のデザインとなっているので、安定感は優れた設計になっています。
・自然と前傾姿勢になるシューズなので、フォーム矯正したい方にはおススメできます。
・45.5mmと厚底でありつつ240グラムはかなり軽量のシューズで疲れにくい。
・エリートランナーだとLSD向けの位置付けに感じますが、市民ランナーであればフルマラソンでも使えます。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。