NewBalance Fuelcell SuperComp Elite V3で走ってみた!【レビュー・PR】

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気になるシューズは、自費購入してレビュー記事としてブログに投稿しています。

その中でも、欲しいと思うシューズがいくつか記事でも紹介しておりますが、今回はニューバランスのヒューエルセル スーパーコンプ エリート V3について書いていきます。

↓廃番モデルの為、一部サイズでセール価格となっており、格安で購入できますが在庫がかなり減っていますので検討中の方は早めに購入した方が良いです。。

最新作のFUELCELL SUPERCOMP ELITE V4も予約販売が始まっています。

目次

New Balance SuperComp Elite V3を購入しました!

最近練習用や通勤まで幅広く活用しているシューズがFuelCell PROPEL V4を愛用しています。

履き心地の柔らかさやバウンドして推進力を活かす練習に向いており、お気に入りのシューズとなっています。

練習用のシューズとして自分の好みだったので、最上位モデルが気になるようになりました。

知人が所有しているのですが、履かなくなったそうなので譲ってもらおうと思っていますが
 → 譲ってもらいました!

ニューバランス フューエルセル スーパーコンプ エリート V3 がどのようなシューズであるか、深掘りして記事にします。

知人曰く、FuelCell最大の特徴である柔らかさがありつつ、推進力があるシューズだと聞いていまましたが、その通りの印象でした。

他社のハイエンドシューズのような速さがあるシューズではありませんが、扱いやすいカーボンプレート内蔵シューズだと感じました。

別の記事では同じく欲しいシューズ候補としてSuperComp Tranerについても書いています。

こちらも機会があったら購入します。

ニューバランス フューエルセル スーパーコンプ エリート V3とはどんなシューズ?

ニューバランス社が製造しているランニングシューズです。

メーカーからの紹介文を一部引用します。

フルマラソンで勝利を目指すエリートランナーに向けたトップモデル「FuelCell SuperComp Elite v3」
ルール限界の厚さにした2層構造FuelCellミッドソールの全体にENERGY ARCを配置、機能性を高めたカーボンプレートとの相乗効果でエナジーリターンを大幅に向上。
快適な通気性とフィット性を提供するニットアッパーとともに卓越した反発弾性を効率よく推進力に変換します。

NewBalance公式より

プロペルV4で感じたのは、衝撃吸収性と推進力の高さです。

柔らかいミッドソールなので反発性能はそこまで高くはないけど、きっちり衝撃を吸収しつつカーボンプレートがしっかりと推進力に変える設計なのだと感じました。

履き比べてみて、PROPEL V4の方が転がしやすい印象のシューズです。

前足部で着地をしなくても、ミッドソールがしっかりと衝撃吸収をしてくれて前に進むことができるのでフラットな着地でも性能を活かせるシューズであると感じました。

踵着地を試してみましたが、他社のハイエンドシューズと比較して踵着地でも意外と走れるシューズという印象です。

フォアフットで走っていて気付いたことですが、起伏の激しいコースの方で本領発揮するシューズだと感じました。

特に登り坂では楽に走れる感覚があったので、アップダウンが激しいレースでの使用がおススメです。。

ニューバランスのレーシングシューズに関してはパリオリンピックマラソン選考会MGCで準優勝だった九電工の赤崎暁選手も最新の「NewBalance Fuelcell SuperComp Elite V4」と思われるシューズを使用しており、個人的にはニューバランスのシューズに関して興味が上がっています。

https://twitter.com/akira_run0121/status/1713107305708020073

パナソニック所属の森田香織選手が、先日開催されたクイーンズ駅伝2023で着用されていたシューズもニューバランスの最新作であると思われます。

スペックについても確認してみます。

  • FuelCell フォームが前進をサポートします
  • 合成素材のアッパー
  • アッパーのブーティー構造が足を包み込み、快適さとサポートを提供します。
  • Energy Arc テクノロジーは、カーボンファイバープレートと戦略的に成形されミッドソールに配置されたキャビティを組み合わせて、貯蔵エネルギーを増加させ、より大きなエネルギーリターンを展開します。
  • ワンピース一体型のタンにより、安全性と通気性に優れたシンプルなフィット感を実現
  • レースアップ開閉で調節可能でしっかりとしたフィット感を実現
  • 4mm ドロップです。
  • 重量: 229g。

ドロップは4mmと他社より低ドロップなのが特徴です。

着用した印象は、Womensの25.5cmだったので、メンズ換算だと25cmとなりますがジャストサイズでした。

カタログ値よりも軽量な印象でアディオスプロ3と持ち比べてみても、むしろSC Elite V3の方が軽量ではないかと感じました。

私が所有しているのは、レディースの25.5cmで187グラムでしたので、重量はかなり軽いです。



カタログ値がメンズの27cmだとしても、42グラムも軽いのは驚きでした。

アッパーはニットアッパーを採用しており、ナイキのフライニットにも似ているのですが、シュータン部分は特に収縮するので、PUMAのFAST-R NITROに似た印象です。

低ドロップなので、どのようなフォームでも対応できるオールラウンドなレーシングシューズという印象を持っています。

実際に色々なフォームや場面で試してみましたが、どのフォームでもメリットを活かすることができ、アップダウンがキツいコースの方がこのシューズの恩恵を受けられることが分かりました。

フューエルセルスーパーコンプエリートV3のサイズ感について

ナイキでは26cmを履いています。(ヴェイパーフライネクスト、ズームフライ、ペガサスターボ)

アディダスでは、ADIZERO ADIOS PRO3やSLを所有しており、25.0cmを使っています。

アシックスではメタスピードスカイは25.5cmを愛用していますが、スーパーブラストのようなシューズでは25.0cmです。

ニューバランスでは、25.5cmまたは25.0cmを選ぶことが多いですが、Womens25.5cmでしたが、ピッタリジャストサイズでした。

神経質な回答をすると、やや細身かなという印象です。

気になる方はお店で試着した方が良いです。

Fuelcell SuperComp Elite V3のミッドソールについて

ミッドソールに採用されているFuelcell は、PROPELと比較して柔らかめなのですが、反発性は高めです。

ミッドソールとEnergyArcと呼ばれるカーボンプレートからの推進力をバランスよく受けられるシューズとなっています。

いろいろと走りながら試してみましたが、フォアフットの場合は接地時間が短め(ピッチ型)ランナー向け、ミッドフットの場合は、接地時間が長めの方がこのシューズのメリットを活かせると感じました。

ドロップが4mmと少ないので、オールマイティーに使える印象です。

Fuelcell SuperComp Elite V3のアッパーについて

最近のエリートモデルはニットアッパーが主流なのでしょうか…

似たようなシューズではプーマのファストアールニトロのアッパーに似ていると感じました。

特にシュータン部分が伸縮するので、調整がしやすいです。

シューレースを通す間隔がやや広めなので、賛否両論が出そうです。

私はネガティブな印象を受けました。

走っていて甲が痛くなるようなこともなく、通気性もかなり良いので快適でした。

どのメーカーもアッパーは改良されて、甲乙付け難くなってきました。

カーボンプレートの特性を生かすには、後ろに蹴り出す力が必要なので、ウォーキングシューズとして使うのは向かないと感じました。

Fuelcell SuperComp Elite V3のホールド感について

ジャストサイズだったからか、ホールド感は良好です。

特に踵抜けすることもありませんし、つま先もややタイトな作りとなっていますが、伸縮するのでホールド感はバッチリです。

ここからは実走して感じたことを書きます。

各項目10点満点評価です。

①衝撃吸収性・安定性

9点

ミッドソールの素材であるFuelcellフォームは、フォアフットで走るとEnergyARCの恩恵で硬めに感じますが、ミッドフットで走るととても柔らかく感じる不思議な感覚です。

ミッドソールであるFuelcellフォーム自体は柔らかめに作られているため、衝撃吸収性は高いです!

色々なカーボンプレート内蔵のランニングシューズを履いてきましたが、初めての感覚です。

衝撃吸収性が高いので足裏や脚全体にに受ける衝撃はあまり感じません。

ミッドソールが柔らかめなので、人によっては安定性に関して疑問を抱く人もいるでしょう。

しかし、意外と安定性に関しても違和感を感じることがありません。

体幹が低めのランナーでも、SuperComp EliteV3はカーボンプレート内蔵シューズの中では扱いやすさは抜群に良いと感じました。

②反発性・推進力

8.5点

Fuelcellはニューバランスのミッドソールです。

恐らく、ニューバランスのフューエルセルミッドソールの硬さはシューズのグレードによって変えています。

実際に所有しているプロペルV4と比較して、SuperComp Elite V3の方がスポンジのような感触で柔らかくてモチモチです。

だけど、反発性はしっかりとある印象です。

カーボンプレートEnergyARCの形状は、カマボコ状となっており、他社のような弾むような推進力はありません。

フォアフットならピッチ型、ミッドフットならストライド型の走り方がこのシューズの反発性・推進力を活かす走り方になります。

他社で似たような感覚のシューズは見当たらず、唯一無二という印象です。

爆発的な速さは無いけど、気付くといい感じのペースになっている感覚です。

走り込んでみて気付いたことですが、このシューズの反発力と推進力を活かす走り方は、フォアフットの場合はやや前傾姿勢で走ると伸びることが分かりました。

上半身の重心を前傾にして、ややシューズを重心から後ろで蹴る感覚だと平地でも速度を上げられます。

骨盤がしっかり立たせないと速度が出せないので、速度を上げるにはコツが必要なシューズです。

骨盤をそこまで前傾にできない場合は、フラット着地(ミッドフット)がおススメです。

ミッドフットだと、Fuelcellの厚みを感じられるので、しっかりと踏み込むことで反発力と推進力を活かすことができると感じました。

私の走り方の基本はフォアフットなのですが、そこまで前傾姿勢で走れませんので、このシューズの特徴を活かせるのはアップダウンがきついコースの場合が想定できます。

ミッドフットの場合はエリートランナーからサブフォーレベルのランナーでも使いこなせる懐が深い印象を受けました。

③耐久性

9点

PROPEL V4もなかなかの耐久性なので、同様に期待しています。

50km走ってみましたが、全く消耗した感じはありません。

私は偏平足なので、着地時にアウトソール外側が極端に消耗する傾向がありますが、全く消耗しておりません。

ヴェイパーフライネクスト%2よりは耐久性は高いです。

④グリップ性能

8.5点

アスファルトや石畳などを走ってみた感じでは、ナイキ以上、アシックス未満だと感じました。

過剰にハイグリップではなく、かといって滑るような感じでもない印象です。

過剰にハイグリップだと足離れが遅くてテンポがずれることがありますが、SuperComp Elite V3ではテンポがずれることが無く、良いリズムで走ることができました。

総合点

 35点/40点満点

前傾姿勢で走ることを求められるシューズです。

フォアフットの場合は上半身の重心を前傾にすることで、このシューズの反発力と推進力を活かすことができます。

また、ミッドフット着地の場合でも推進力を感じることができたので、幅広いレベルのランナーが使いこなせるカーボンプレート内蔵シューズという印象です。

いろいろ試しましたが、ミッドフットでも順応できるシューズなので良いと感じました。

シューズ自体が前傾しているので、アップダウンがキツイレースで使用することをおススメします。

エリートランナーからサブフォーレベルの幅広いレベルのランナーがレース用として使える印象です。

また、ウルトラマラソンのような超長距離だと骨盤が後継した時に着地がフラットになりがちですが、そのような場面だと足へのダメージを最小限に抑えつつ、性能を活かす事ができるので長距離向きのシューズだと感じました。

エリートランナーであれば、フルマラソン以上の距離で使用するのがベストだと感じました。

まとめ

・伸縮性があるニットアッパーが足を包み込んでくれるので好印象
 ※シューレースの間隔が広いのが欠点…

・前足部での着地はやや硬めの感触だが、ミッドフットだとふわもち感触で衝撃吸収性は高く反発性もまぁまぁ感じる

・グリップ性能は可もなく不可もないが、蹴り出し時の足離れが良いので扱いやすい
 
・他社ハイエンドシューズと比較して爆発的な推進力はではないので、サブフォーレベルでも扱いやすい。

・ドロップが4mmと少ないので、アップダウンがキツいコースでも走りやすい
 
・スピードよりも長めの距離を走るタイプに向いているのでウルトラマラソンでも使えそう

・個人的にはPROPEL V4の方が好み。

実走はしてみて、今まで所有したシューズの中でもどれとも違う感覚でした。

スピード系というよりも長距離を気持ちよく走ることができるシューズだと感じました。

思い出してみると、2022年全日本大学駅伝で不破聖衣来選手(拓殖大学)もSuperComp Eliteを着用して区間賞を獲得されていました。

画像を見ると不破さんは踵寄りのミッドフット着地という感じですね。

このシューズの特徴を生かした走りかなと感じました。

試着してみた印象ではこのシューズは他社のシューズと比べて大きめに作られています。

管理人であるるっくは他社のシューズだと以下のサイズを愛用しています

・ナイキ:26cm(ヴェイパーフライネクスト・ズームフライ・ペガサス系)
・アディダス:25cm(アディオスプロ2・AdiosPro3)
・アシックス:25.5cm(メタスピード・マジックスピード)

試着させていただいたのは先ほども書きましたが、WOMENSの25.5cmでメンズの25cmですがニットアッパーなので、程よい履き心地です。

プロペルV4は26cmを着用していますが、ウォーキング用がメインでJOGで使うと少し大きいかなと感じます。

ニューバランスのランニングシューズの印象はミッドソールが柔らかく推進力が強いです。

ナイキのミッドソールZoomXよりもさらに柔らかく感じるくらいです。

↓2024/1/31現在:廃番なので在庫が少なくなってきています。

他社より衝撃吸収性が高く、初心者でも扱いやすいカーボン内蔵シューズかと思います。

個人的な用途としては、長めの距離のレースシミュレーション用として利用予定です。

2024年2月1日に最新作Fuelcell SuperComp Elite V4が販売決定しましたので、記事を投稿しました。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

名前:るっく
年齢:50代
職業:会社員(SE)
ラン以外の趣味:ロードバイク・資産運用・節約
PB(フル) 2時間57分(2016年板橋Cityマラソン)
PB(ハーフ)1時間21分(2016年新宿ハーフマラソン)
ランニングシューズやグッズ、ロードバイク用品などなんでも忖度なしでレビュー記事を書きます。
レンタルでも構いませんので、提供していただけると嬉しいです。
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