ランニングシューズの反発力と推進力について詳しく説明します。

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反発力と推進力総合して反発力と例える人も大勢います。

私もシューズレビューの性能基準を2つで例えるなら、反発力と衝撃吸収性で例えます。

しかし、厳密に考えると反発力と推進力は別物であると考えています。

その方がシューズレビューを書く上でより初心者の方でも理解しやすいと考えているからです。

今回は反発力と推進力について、詳しく説明していきます。

私が各シューズレビューを読む際の参考としていただけると幸いです。

※各素材ごとに書くと長くなってしまうので、それらは別記事に纏めます。

目次

反発力はミッドソールの素材から得る力です。

簡単な説明だと、スーパーボールを高いところから落とすと弾みます。

これが反発力の源になります。

着地して、シューズが弾む感覚があるかと思いますが、これが反発の源泉です。

反発力が高いシューズの欠点

・ミッドソール素材がから感じる接地感が硬め

硬いと感じる場合は、ご自身の走り方が接地時間が長く、踏み込み過ぎているからかもしれません。

本来の反発力が高いシューズは、沈み込みが少ないので、接地時間が長いとダメージを受けやすい欠点があります。

接地時間が短くピッチ型のランナーであれば、硬いと感じず衝撃吸収性も感じられるはずです。

反発力を活かせるランナータイプ

・接地時間が短いランナー

・ピッチ重視

反発力が高いランニングシューズメーカー

・Adidas

 

アディダスのLightStrike系は反発力重視の味付けになっています。

アディオスプロ2を履いた時に硬いシューズだと思っていましたが、単に反発力を活かせていないことに気付いていないだけでした。

AdiosPro3はやや反発力を抑えて推進力を活かす味付けとなっています。

・SAUCONY

サッカニーエンドルフィンプロ2はしょゆうしていますが、反発力重視のシューズです。

最新のエンドルフィンエリートだと推進力重視になっているようです。

推進力はシューズのしなりから得る力です。

簡単な説明すると、カーボンやTPU等の樹脂プレートが内蔵されたシューズは、着地したら靴がしなります。

そのしなりを戻す力が推進力の源となります。

シューズをしならせる力が必要となってくるので、接地時間が長めで踏み込める力が必要となります。

推進力が高いシューズのミッドソール素材は比較的柔らかめで、反発力は低めとなっています。

衝撃吸収性が高く感じるのは柔らかい感触で、足底へのダメージが少ないからです。

ナイキのシューズはその点の味付けが上手なシューズに仕上げているという印象です。

推進力が高いシューズの欠点

・接地時間が短いタイプのランナーはその恩恵をあまり受けられない

・筋力が無いランナーだと単に癖のある走り心地となり、疲れてしまう。

・反発力重視のランナーが履くと恩恵をあまり受けられない。

推進力が高いランニングシューズメーカー

・NIKE

ナイキのヴェイパーフライネクストやアルファフライネクストで使用されているZoomX+カーボンプレートの組み合わせは絶妙な味付けです。

ミッドソールの柔らかさを活かして、カーボンプレートを最大限活用する味付けとなっています。

カーボンのしなりから得られる推進力、LightstrikePROより反発力は低いが、それでも一昔前のシューズと比較すれば、抜群の反発力があります。

ストライド重視ランナーであれば最大限の恩恵を得られるシューズになっています。

ZoomXの欠点は耐久性が低い事です。

消耗が激しいとかそういう問題ではなく、ミッドソール自体のへたりが早いです。

200km程度走ってみると、ミッドソールの反発力が低下し300km走ると衝撃吸収性が低くなります。

その位走るとミッドソールの横側面を見るとしわが増えているはずです。

このような状態になるとミッドソール自体が劣化した状態となります。

リアクトは耐久性が上がっている分、全体的にZoomXの劣化版となった印象です。

・NewBalance
 
FuelcellはZoomXほど尖りはありませんが、リアクトより個人的にはお気に入りです。

なので、デイリートレーナーとしてはPROPEL V4を愛用しています。

個人的にはズームフライを買うなら、プロペルV4を買います。

カーボンではなく、TPUプレート(樹脂)なのですが、推進力を得られるシューズなのでJOG用のシューズとしてはお気に入りです。


ニューバランスのハイエンドシューズSuperComp Elite V3が手に入ったので、足が完治したらレビュー記事を書きます。

・PUMA

ディヴィエイトニトロも長く愛用したシューズです。

柔らかめの感触ですが、カーボンの配置が絶妙で推進力を活かせるシューズでした。

反発力と推進力のバランスが良いランニングシューズメーカー

・ASICS

メタスピード系もお気に入りのシューズです。

ナイキやアディダスは、両極端な例えですが反発力と推進力に尖りがあるシューズという印象です。

アシックスのシューズはそのバランスが絶妙に良いです。


メタスピードスカイしか履いていませんが、接地時間が短くても反応が良く、かといってストライドが伸びる感覚があります。

どっちにしようか迷うならアシックスを選ぶのもアリです。

まとめ

かなり長くなってしまったのでそろそろ締めます。

反発力:接地時間が短く、ピッチ型ランナー向け

反発力を活かせるランニングシューズメーカー:アディダス、サッカニー

推進力:接地時間が長く、ストライドランナー向け

推進力を活かせるランニングシューズメーカー:ナイキ、ニューバランス、プーマ

反発力と推進力のバランスが良いシューズメーカー:アシックス

いかがでしたでしょうか。

皆さんのシューズ選びの参考となれば幸いです。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

名前:るっく
年齢:50代
職業:会社員(SE)
ラン以外の趣味:ロードバイク・資産運用・節約
PB(フル) 2時間57分(2016年板橋Cityマラソン)
PB(ハーフ)1時間21分(2016年新宿ハーフマラソン)
ランニングシューズやグッズ、ロードバイク用品などなんでも忖度なしでレビュー記事を書きます。
レンタルでも構いませんので、提供していただけると嬉しいです。
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