管理人るっくのアディダス所有歴・前置き
最終更新日2023年12月19日
【現在所有中】
・アディゼロ アディオスプロ2(2足目)
・アディゼロ タクミセン9
・アディゼロ ボストン12
・Adizero PrimeX2 Strung
・アディゼロ SL(今回のレビューネタです)
【過去所有】
・アディオスプロ3(2足所有していました。)
・アディゼロ プライムX (初代)
・アディゼロ ボストン10
・アディゼロ 匠戦 ブースト
・アディゼロ 匠練
・アディゼロ クライマクール
振り返ってみると、アディダス好きなので色々なシューズを所有していました。
2020年以前に所有していたシューズは、所謂薄底の超軽量シューズです。
Takumi Sen Boostは当時青山学院大学の選手が着用しており、アディダス人気が急上昇していました。
当時のランニングシューズシェアの上位は、アシックスやミズノでした。
その牙城を崩すのは、アディダスだと思っていました。
ヴェイパーフライネクストがデビューするまでは…
そして、現在のランニングシューズシェアは、ナイキのヴェイパーフライネクストが席巻する中で、Adidasのシューズはセール品が流通しやすくなったので、安く購入する機会が増えてたことから着用する機会が増えました。。
Adizero Adios Pro3またはPrimeX2 Strungを2024年シーズンはレース用で使用することを前提に、Adidasのトレーニング用シューズの真価を確認したくなりました。
骨折で走れなかった頃に、憂さ晴らしで衝動買いしたシューズでもあります。
現在ではADIZERO SL2が発売しており、管理人も愛用中です。
レビュー記事を書いておりますので、併せてご覧ください。
さらに2024年10月には、上位モデルとしてADIZERO EVO SLが先行発売予定です!
レビュー記事を書いておりますので、併せてご覧ください。
Adizero SLとはどんなシューズ?
アディダス社が製造しているランニングシューズです。
自費購入する前にSLについて記事にしています。
スペックやミッドソールの素材など、詳しく書きましたので、併せてご参照ください。
ADIZERO SLの性能について
大好きなマラソン選手「新谷仁美」選手がメインの練習用シューズとして愛用しているということで、注目のシューズでした。
実際に履いてみて、性能として感じたことは以下の通りです。
・アシックスやナイキのシューズと比べると、高弾性ミッドソールを採用しているので硬めです。
例えやすく、特徴を表現をすると以下の通りです。
FF BLAST TURBO・ZOOM X → 軟式ボール
LightStrike系 → 硬式ボール
硬く感じますが、反発性能はとても高い素材です。
ADIZERO SLの重量などスペックについて
定価 | ¥15,400 |
重量 | 重量: 240g(27cm)実測値216g(25.0cm) |
厚さ | 厚さ: かかと部分33mm、前足部24.5mm |
ドロップ | ドロップ: 8.5mm |
ミッドソール素材 | LightStrike 前足部:LightStrikePro |
このシューズの適正 | オールラウンド(個人的な主観)ピッチ系 |
私が練習用としてお気に入りの、ニューバランス フューエルセル プロペル V4は285g(27.0cm)です。
デイリートレーナーシューズとして、プロペルでは推進力が高く重量感を感じさせませんが、SLはその名の通りSuperLightと表現している通り、軽さという面でもメリットを感じます。
10月に強く足を捻って捻挫したと同時に足の甲を亀裂骨折してから柔らかいクッションのシューズを履くと患部から痛みが出てしまいます。
SLの硬めの感触の方が痛みに直接的な影響が少なく走りやすいので、最近はSLを使用する頻度が増えてお気に入りの一足となっています。
ADIZERO SLのサイズ感について
アディダスのランニングシューズは、他社と比較して、やや大きめの作りとなっています。
ナイキでは26cmを履いています。(ヴェイパーフライネクスト、ズームフライ、ペガサスターボ)
ニューバランスでは25.5cmまたは25.0cmを選ぶことが多いです。
アシックスではメタスピードやマジックスピードでは25.5cmを選んでいます。
ADIZERO ADIOS PRO3やアディゼロ ボストン12では、25.0cmを使っているので、SLも25.0cmを購入しました。
SLの方が僅かに土踏まず部分がスリムに設計されているようです。
ほぼピッタリなのですが、私の足が偏平足なので純正のインソールだと土踏まずに当たり肉刺ができました。
過去に所有していたシューズのインソールがたくさんあるので、土踏まず部分をカットしたものをセットしたら、肉刺が再びできなくなりました。
買い替える必要性までは無いので、このまま使いますが、次回追加購入するなら25.5cmにします。
追加購入したSL2では25.5cmにしました。
ADIZERO SLのミッドソールについて
例えで分かりやすく言うと、硬式ボールという印象です。
サッカニーエンドルフィンプロ2も硬式ボールに近い反発性能です。
他社のシューズ(NIKE・NewBalance・PUMA・ASICS)は軟式ボールに近い反発性能です。
硬めの感触なので、安定性が高く、接地時間が短い(ピッチ系)ランナー向けと感じました。
衝撃吸収性もしっかりとあるので、地面からのインフォメーションも薄底ほどではないけど感じることができます。
ADIZERO SLのアッパーについて
アディダスのランニングシューズは、昔からフィット感が良いシューズを作っている印象です。
フィット感は、他社と比較しても良いです。
メッシュが大きいので、通気性は良いと感じました。
ADIZERO SLの踵のホールド感について
アディダスのシューズは踵のホールド感はそこまで良いとはいえません。
しかし、甲周りのフィット感が抜群に良いので、踵のホールド感が気になりません。
ここからは実走して感じたことを書きます。
各項目10点満点評価です。
①衝撃吸収性・安定性
9点
しかし、それをカバーできる安定性の高さは評価に値します。
上位モデルでは、横にブレることがあるのですが、SLの場合は全く横ブレがしません。
私が所有しているシューズで抜群の安定性です。
また、硬い感触でも決して衝撃吸収性が低いわけではないと感じました。
骨折後、柔らかいクッションの方がミッドソールが変形するので余計に痛みを感じるのです。
例えば、骨折明けにNewBalance Fuelcell PROPEL V4で走ってみるとふくらはぎや太腿には優しいのですが、甲への痛みを感じます。
ADIDAS ADIZERO SLの方が横ブレがないので、足裏には優しいのだと感じました。
着地の際にしっかりと路面をキャッチしてくれます。
ふらつきがハイエンドモデルと比較して少ないので、LSDやロングJOG以外にもテンポ走のようにスピードを上げた練習でも使えます。
新谷仁美選手がほとんどの練習でSLを使用している理由がよく分かりました。
この靴なら故障防止の観点からも良さそうです。
②反発性・推進力
8点
前足部のミッドソールに採用されている「LightStrike PRO」は、上位シューズであるアディオスプロやプライムXでも採用されています。
私はフォアフットランナーなので、前足部のミッドソールの違いを感じることができました。
プレート内蔵のシューズと比較すると推進力がほぼ感じられないと感じていましたが、安定感が高いので安心して出力を上げられます。
結果として、ストライドを伸ばしやすいシューズでもあります。
GARMINの出力結果を見て驚いたのが、以外とストライドを延ばして走れることができたのは収穫大です。
以前は6.5点の評価でしたが、8点とさせていただきます。
ミッドソールのLightStrikeは硬式ボールのような反発力があります。
軽めの着地で接地時間を短くするような走り方をするとシューズの性能を引き出せます。
ピッチ系ランナー向きであると個人的には感じています。
ナイキやニューバランスは軟式ボールのような柔らかさもありつつ、反発力を得るにはミッドソールを強く踏む必要があります。
使い方は人それぞれですが、軽い力で走るJOGやテンポ走まで守備範囲が広く、デイリートレーナーとして利用のがベストであると考えています。
③耐久性
9点
過去に履いていたボストン10の耐久性も高かったですが、SLはそれ以上の耐久性能を感じます。
平日はほとんどSLしか使っていませんが、100km程度走ってみてアウトソールの消耗は見当たらず、反発性の衰えもまったくありません。
個人的には過去に所有しているアディダスのシューズも耐久性が高かったので、SLも例に漏れずと感じています。
④グリップ
9.5点
アッパーが濡れてもシューズがそこまで重くなる印象もありません。
総合点
36点/40点満点
レーシングモデルと同一基準で評価をしておりますので、低めの得点になって当然です。
デイリートレーナー(練習用)として考えれば、耐久性と安定性が重要視すべきです。
非常に耐久性が高く、安定性も高いので私はNewBalance FuelCell PROPEL V4と使い分ける予定です。
推進力重視でレースにも使えるのはプロペルV4ですし、ピッチ走法で反発を活かしながら安定感を得るならADIZERO SLがおススメです。
SLでもピッチ系ランナーであれば、サブフォーを目指すランナーならレースでもおススメできるシューズです。
亀裂骨折で多少痛みが残る状態で、履き比べてみましたがADIZERO SLの方が痛みが少なく走れましたので、意外と足裏への衝撃吸収性は高いと感じました。
ADIZERO SL似たような印象を感じたシューズとしては、アシックスの初代マジックスピードです。
かなり昔のモデルですが、ナイキのズームストリーク6というシューズがありました。
ヴェイパーフライがデビューする前のレーシングシューズです。
ADIZERO SLはストリーク6に近い感覚のシューズであると感じました。
プレートによる推進力は無いけど、練習で必要不可欠な衝撃吸収性・安定性・耐久性を持っているので、お気に入りの一足となりました。
ADIDAS ADIZERO SLのまとめ
一言でいうと、安定性抜群シューズです。
ADIDASのランニングシューズは、好き嫌いがはっきり分かれるシューズです。
・ピッチランナー向け
・グリップが高い(濡れた路面も良好)
・安定性が高いので安心して走ることができる。
・反発は割と高い。
・LSDやテンポ走まで幅広く活躍できるデイリートレーナー
・練習用シューズの中では軽量
練習用として比重を置いたシューズという印象です。
軽いので扱いやすさもあるし、安定性が非常に高いのが特徴です。
新谷仁美選手が練習用と愛用しておりますが、ピッチ型の新谷選手にピッタリだと感じました。
ピッチ型ランナーであれば、サブフォー以下の走力ならがフルやハーフマラソンで使用するのもアリでしょう。
サブスリー以上のエリートランナーは、練習用としてベストだと感じました。
ウェット性能が高いので、雨の日に走るとしたら一推しです。
↓でも定価より安く買えます。Yahooショッピングが一番お得のようですので、是非ともご購入ください。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。