最終更新日2023年10月23日
※本日は私の5x歳の誕生日です。
セールで購入して、1度だけ15km走ったのですがクセが強過ぎて敬遠していました。
フォームチェンジをしている中で、再評価できるかもという事でクローゼットから引き出しました。

スペック(公式サイトより引用)
・発売日: 2021/7/30
・定価(税込): ¥19,800
・着地から蹴り出しまでの動力を効率的に推進力へと変換する。【スピードロールテクノロジー】
★【PWRRUN PB(パワーラン ピービー)】搭載
・【PWRRUN+(パワーランプラス)】を40%軽量化。
・エナジーリターン率88%を実現。
・柔軟性,耐久性に富む。
★カーボンファイバープレート搭載
・軽量且つ強度に優れる。
・堅固でカーブのあるプレートが 【スピードロールテクノロジー】を助長。
・踏切版の役割を果たす。
★8mm ドロップ(つま先と踵の高低差)
★MENS:約213g(片足), WOMENS:約179g(片足)
・私が利用しているシーン: スピード練習、ペース走、BU走
構造
ミッドソールにはPWRRUN+フォームを利用しています。
クッション性よりも反発力と推進力がめちゃくちゃ高いです。
カーボンファイバープレートの推進力を感じることができます。
反発感が非常に強いシューズなので、ウォーキングシューズとして使うのはやや厳しいかもです。
ジョギングシューズとしての利用も個人的にはおススメできません。
サブスリー以上の走力が必要と感じました。
サイズ感
ナイキでは26cmを履いています。
本シューズは25.5cmを購入しましたが、ジャストフィットです。
但し、買い替えたいという程ではないので、リピート買いする際は25.5cmにしたいと思います。
ミッドソール
ミッドソールに採用されているPWRRUN+フォームはAdidasのミッドソールLightstikePROと同様に片目で反発性に優れています。
着地すると、パーーーン!と伸びる反発力が凄いです。
不安定感は無く、ミッドソールのへたり感は無いので耐久性は高そうです。
推進力の印象は、ヴェイパーフライやメタスピードスカイと同様ながら、反発力がAdizero AdiosPro2並に強いので、反発力の方が印象的なシューズでした。
アッパー
薄めのニット地でフィット感は抜群です。
メッシュが大きめなので、通気性も他社と比較しても良好です。
踵部
特に不満無し
キツく感じることもなく、ガバガバでもないので個人的にはお気に入りです。
ここからは実走して感じたことを書きます。
各項目10点満点評価です。
①衝撃吸収性
6点
PWRRUN+フォームは反発重視なのだと感じました。
始めて履いた際には、両足の親指に肉刺ができました。
これは私の以前のフォームが問題で、やや足が後ろに流れていたから着地時に靴の反発を指がもろに受けたことが原因です。
接地時間が短めのランナーさんにおすすめです。
逆に接地時間が長めのランナーさんには不向きなシューズという印象です。
接地時間が短めにすることを意識して走っていると、自然とストライドが広がっていく感じのシューズです。
ヴェイパーフライやメタスピードのようなフニャりとした柔らかさはこのシューズにはありませんので、衝撃吸収性は低めです。
②反発性・推進力
8.8点
2023年夏ごろまでは所有しているシューズの中で、反発性はピカイチでした。
アディオスプロ2や3に近い反発力なので、ナイキ系シューズ以上の反発力を感じます。
反発力が高いから接地時間を最低限にできるランナーさん向けです。
先ほども書きましたが、設置時間を短くしようとしてピッチを上げると、自然とストライドも伸びます。
ということで、反発力と推進力両面においても強いシューズといえます。
言い方を変えると、筋力がある程度ないと活かせないでしょう。
③耐久性
9点
かなりハードに使いましたが、ソールの消耗もなく、長持ちでした。
少なくても、ナイキのヴェイパーフライネクスト%3や初代アルファフライよりは高めの印象です。
④グリップ
9点
ウェットでは未評価です。
ドライのグリップはかなり高く、思った以上に食いつきます。
総合
32.8点/40点満点
Saucony ENDORPHIN PRO 2のまとめ
一言でいうと、爆発的な反発性があるシューズです。
しかし、サブスリー以上の走力がある方がレース用として使用するシューズという印象です。
反発力が強すぎるので、活かしきれるランナーという観点だとサブスリー以上でしょう。
セール価格なら、他社のレーシングシューズよりも割安なのでコスパが高いです。
・反発性が非常に高い
・推進力が非常に高い
・グリップが高い
・ストライド走法向き
走力が高めの人にしか使いこなせないじゃじゃ馬なシューズという印象です。
反発力を上手に活かさないと、肉刺が簡単にできてしまいます。
LSDには不向きです。
サブスリー以上のエリートランナーの本番用としてベストだと感じました。
反発性と推進力ではヴェイパーフライやメタスピードスカイを凌駕しています。
アディオスプロと同じ着地感覚で走れないと厳しいです。
接地時間を短くする走りを意識するとこのシューズの本領が発揮できます。
着地した瞬間に反発が始まるため、接地時間を最低限しつつストライドを伸ばしていくと良いでしょう。
ナイキやアシックスのメタスピードだとしっかり踏み込んでから推進力を活かしていく走りが向いていますし、反発力が優れている分、ピッチも高めでストライドもそれなりに伸ばす走り方が良いかと感じました。
ランニングシューズとしてサッカニーは有名ではありませんが、かなり真剣に作られている印象です。
↓でも定価より安く買えますので、是非とも購入を検討してみてください。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。